バージョン

Click イベント

Chart コンポーネントを使用する時に、使用のために公開された異なるクリック イベントがあります。これらのイベントによってエンド ユーザーはマウス クリックを介して Chart コンポーネントを操作することができます。たとえば、エンド ユーザーがクリックするデータ値に基づいて、特定のロジックを実行できます。

使用可能なクリック イベントは以下のとおりです:

  • ChartDataClicked  — エンドユーザーがグラフ データ ポイントをクリックすると、このイベントが発生します。このイベントは、sender と ChartDataEventArgs の 2 つのパラメーターを受け入れます。

  • ChartDataDoubleClicked  — エンドユーザーがグラフ データ ポイントをダブル クリックすると、このイベントが発生します。このイベントは、sender と ChartDataEventArgs の 2 つのパラメーターを受け入れます。

デザイン タイムに、プロパティ ウィンドウの Events セクションでサーバー側イベントを見つけることができます。

次のコードは ChartDataClicked イベントの処理方法を説明します。

Visual Basic の場合:

'ハンドラーを追加します
Me.UltraChart1.ChartDrawClicked +=
new ChartDrawItemEventHandler(Me.UltraChart1_ChartDataClicked)
' ChartDataClicked イベント コード
Protected Sub UltraChart1_ChartDataClicked(sender As Object, e As ChartDataEventArgs)
  ' クリックされた DataColumn に関連付けられたテキスト ラベル
  DimColumnLabel As String = e.ColumnLabel
  ' クリックされた DataRow に関連付けられたテキスト ラベル
  Dim RowLabel As String = e.RowLabel
  ' クリックされたデータ値
  Dim DataValue As Double = e.DataValue
  ' クリックされた DataRow のインデックス
  Dim DataRow As Integer = e.DataRow
  ' DataValue が 4 より小さい場合、グラフ タイプとグラフの色を変更します
  If DataValue < 4 Then
     Me.UltraChart1.BackColor = System.Drawing.Color.Red
     Me.UltraChart1.ChartType = ChartType.ColumnChart3D
  End If

C# の場合:

// ハンドラーを指定します
this.UltraChart1.ChartDrawItem +=
new ChartDrawItemEventHandler(this.UltraChart1_ChartDrawItem);
// ChartDataClicked イベント コード
protected void UltraChart1_ChartDataClicked(object sender,
                                      ChartDataEventArgs e)
{
   // クリックされた DataColumn に関連付けられたテキスト ラベル
   string ColumnLabel = e.ColumnLabel;
   // クリックされた DataRow に関連付けられたテキスト ラベル
   string RowLabel = e.RowLabel;
   // クリックされたデータ値
   double DataValue = e.DataValue;
   // クリックされた DataRow のインデックス
   int DataRow = e.DataRow;
   // DataValue が 4 より小さい場合、グラフ タイプとグラフの色を変更します
   if (DataValue < 4)
   {
      this.UltraChart1.BackColor = System.Drawing.Color.Red;
      this.UltraChart1.ChartType = ChartType.ColumnChart3D;
    }
}