バージョン

軸ラベルのレイアウト ビヘイビア

サイズとコンテンツが可変のチャートを生成するアプリケーションで、チャートに使用可能なスペースに適合するように、軸ラベルが適切に調整できることが重要です。

Chart Axis Label Layout Behaviors 01.png

これを実行するために最も効果的な方法は、レベルをレイアウトする方法を決定するルール セットを規定しておくことです。使用可能なスペースでラベルがはっきりとレイアウトできるようになるまで、フォントのスケーリング、テキストの折り返し、回転、テキストの切り取りのような動作が使用されます。

AxisLabelAppearanceBase.Layout プロパティは、このような動作が適用される方法を定義します。このプロパティは、以下のプロパティを使用して外観オブジェクトを公開します。これらは以降のセクションで説明します。

動作

この列挙体によって、軸ラベル レイアウトのモードを設定することができます。以下のモードを使用できます。

  • AxisLabelLayoutBehaviors.Auto — これは推奨モードです。レイアウト アルゴリズムが自動的に選択されます。軸レベルを表示するために適度なスペースがある場合には軸ラベルの衝突は発生しません。

Visual Basic の場合:

Imports Infragistics.UltraChart.Shared.Styles
...
Me.UltraChart1.Axis.X.Labels.Layout.Behavior = AxisLabelLayoutBehaviors.Auto

C# の場合:

using Infragistics.UltraChart.Shared.Styles;
...
this.ultraChart1.Axis.X.Labels.Layout.Behavior = AxisLabelLayoutBehaviors.Auto;
  • AxisLabelLayoutBehaviors.None — ラベルの重複や衝突が防止されません。

  • AxisLabelLayoutBehaviors.UseCollection — BehaviorCollection を使用して、レイアウト アルゴリズムを決定します(以下のセクションを参照してください)。

Behavior コレクション

軸ラベルのレイアウト アルゴリズムを生成するために必要とされるルール セットとして、BehaviorCollection プロパティが使用されます。このオプションによって最大限のカスタマイズが可能ですが、アプリケーション開発者の多大な努力を必要とします。詳細は、 「Behavior コレクションを使用」を参照してください。

Padding

このプロパティを使用して、軸とラベルの間にスペースを追加できます。値はピクセルで表す必要があります。

Note

注: Behavior プロパティが None に設定されている場合、このプロパティは無視されます。