イベント ハンドラが、このイベントに関連するデータを含む、CancelableRowEventArgs 型の引数を受け取りました。次の CancelableRowEventArgs プロパティには、このイベントの固有の情報が記載されます。
プロパティ | 解説 |
---|---|
Cancel System.ComponentModel.CancelEventArgsから継承されます。 | |
Row | セルが属する行を返します。 |
row引数は、更新される行でプロパティを設定でき、メソッドを呼び出すUltraGridRowオブジェクトへの参照を返します。この参照を使用して、返された行のプロパティを設定したり、メソッドを呼び出したりすることができます。
cancel 引数を使用してプログラムで、ユーザーが行が更新したりデータソースに変更をコミットすることを防止できます。一定の条件が満たされない限り、ユーザーが行を更新できないようにすることが可能です。
行が更新された後、つまり、その行のセルに対して加えられた変更が、データソースに対して実際にコミットされた時にこのイベントが生成されます。更新が発生するときに、データソースが採用するレコードのロックのタイプや UpdateMode プロパティの値などのさまざまな要素が影響する可能性があるため、行がフォーカスを失った時にこれは必要ではありません。BeforeCellUpdate イベントは、セルが新しい値を受け取ると生成されます。
ユーザーがセルに変更を行うことを防止するには、AllowUpdate プロパティを 2 (AllowUpdateNo) に設定します。Value プロパティを設定することでセルの値をプログラムで変更できます。
Update メソッドを起動することで行をプログラムで更新できます。
提供された cancel を True に設定しなければ、このイベントの後に AfterRowUpdate イベント (行が更新されたに発生するイベント) が発生します。