バージョン 24.2 (最新)

BeforeColRegionSize イベント

隣接する２つの列スクロール領域のサイズが設定される前に発生します。
シンタックス
public event BeforeColRegionSizeEventHandler BeforeColRegionSize
イベント データ

イベント ハンドラが、このイベントに関連するデータを含む、BeforeColRegionSizeEventArgs 型の引数を受け取りました。次の BeforeColRegionSizeEventArgs プロパティには、このイベントの固有の情報が記載されます。

プロパティ解説
Cancel System.ComponentModel.CancelEventArgsから継承されます。 
Region1 分割バーを中心とした左側の列スクロール領域を返します。
Region2 分割バーを中心とした右側の列スクロール領域を返します。
解説

region1 引数は、プロパティを設定でき、サイズ設定される最も左の colscrollregion でメソッドを呼び出す ColScrollRegion オブジェクトへの参照を返します。この参照を使用して、返される colscrollregion のプロパティまたはメソッドにアクセスできます。ただし、この rowscrollregion の Width プロパティは、このイベント プロシージャー内では読み取り専用です。

region2 引数は、プロパティを設定でき、サイズ設定される最も右の colscrollregion でメソッドを呼び出す ColScrollRegion オブジェクトへの参照を返します。この参照を使用して、返される colscrollregion のプロパティまたはメソッドにアクセスできます。ただし、この rowscrollregion の Width プロパティは、このイベント プロシージャー内では読み取り専用です。

cancel 引数を使用して、colscrollregion がサイズの変更されないようにプログラミングできます。一定の条件が満たされない限り、ユーザーが colscrollregions をサイズ変更することができないようにすることが可能です。colscrollregion の分割バーをユーザーが実際に移動することを防止するため、その SizingMode プロパティを 0 (SizingModeFixed) に設定します。

このイベントは、ユーザーによる操作、またはプログラム操作で colscrollregion がサイズ設定される前に生成されます。colscrollregion は、Width プロパティを設定してプログラムでサイズ設定できます。colscrollregions は垂直方向のスクロール領域であるので、すべての colscrollregions の高さは常に同一です。ただし、このイベント プロシージャーでサイズ変更される rowscrollregion の Width プロパティを設定しようとすると、エラーが発生します。

BeforeColRegionSplit イベントは、1 つの colscrollregion が 2 つの colscrollregions に分割される前に生成されます。

提供された cancel を True に設定しなければ、このイベントの後に AfterColRegionSize イベント (colscrollregion がサイズの変更されたに発生するイベント) が発生します。

使用例
Imports Infragistics.Shared
Imports Infragistics.Win
Imports Infragistics.Win.UltraWinGrid

  Private Sub UltraGrid1_BeforeColRegionSplit(ByVal sender As Object, ByVal e As Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeColRegionSplitEventArgs) Handles ultraGrid1.BeforeColRegionSplit

      ' 新しいスクロール領域が 100 ピクセルより小さい場合、
      ' UltraGrid が分割された領域へスクロールしないようにイベントをキャンセルします
      If e.NewColScrollRegion.Width < 100 Then
          e.Cancel = True

          ' 列のスクロール領域を分割すると、100 ピクセルより小さくなる場合も
          ' キャンセルします
      ElseIf e.OriginalColScrollRegion.Width - e.NewColScrollRegion.Width < 100 Then
          e.Cancel = True
      End If

      If e.Cancel Then
          MessageBox.Show("You cannot split a column scroll region smaller than 100 pixels.")
      End If

  End Sub

  Private Sub UltraGrid1_BeforeColRegionSize(ByVal sender As Object, ByVal e As Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeColRegionSizeEventArgs) Handles ultraGrid1.BeforeColRegionSize

      ' 影響されるスクロール領域が 100 ピクセルより小さくなるサイズ変更がある場合、
      ' サイズ変更をキャンセルします			
      If e.Region1.Width < 100 Or e.Region2.Width < 100 Then
          e.Cancel = True
          MessageBox.Show("You cannot resize a column scroll region smaller than 100 pixels.")
      End If

  End Sub
'宣言
 
Public Event BeforeColRegionSize As BeforeColRegionSizeEventHandler
 
using Infragistics.Shared;
using Infragistics.Win;
using Infragistics.Win.UltraWinGrid;
using System.Diagnostics;

private void ultraGrid1_BeforeColRegionSplit(object sender, Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeColRegionSplitEventArgs e)
{
	// 新しいスクロール領域が 100 ピクセルより小さい場合、
	// UltraGrid が分割された領域へスクロールしないようにイベントをキャンセルします
	if ( e.NewColScrollRegion.Width < 100 )
		e.Cancel = true;

	// 列のスクロール領域を分割すると、100 ピクセルより小さくなる場合、
	// キャンセルします
	else if ( e.OriginalColScrollRegion.Width - e.NewColScrollRegion.Width < 100 )
		e.Cancel = true;

	if ( e.Cancel )
	{
		MessageBox.Show( "You cannot split a column scroll region smaller than 100 pixels." );
	}
}

private void ultraGrid1_BeforeColRegionSize(object sender, Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeColRegionSizeEventArgs e)
{
	// 影響されるスクロール領域が 100 ピクセルより小さくなるサイズ変更がある場合、
	// サイズ変更をキャンセルします			
	if ( e.Region1.Width < 100 || e.Region2.Width < 100 )
	{
		e.Cancel = true;

		MessageBox.Show( "You cannot resize a column scroll region smaller than 100 pixels." );
	}
}
'宣言
 
Public Event BeforeColRegionSize As BeforeColRegionSizeEventHandler
 
参照