バージョン

Action プロパティ

残りのセルで続行、停止、またはこれまでに修正したセルを戻すかどうかを指定します。以下のメモのセクションで明示的に指定しない限り、デフォルトは ClearCellAndContinue です。:特定のセルでエラーが発生する場合に限って、このプロパティは効果があることに注意してください。操作全般でエラーが発生する場合、このプロパティは効果がありません。
シンタックス
'宣言
 
Public Property Action As MultiCellOperationErrorInfo.ErrorAction
public MultiCellOperationErrorInfo.ErrorAction Action {get; set;}
解説

マルチセル操作を実行するプロセス中、セルにエラーが発生する場合があります。たとえば、セルに値を貼り付ける場合、セルは貼り付けられる値を受け付けない場合があります。それは不正なデータ型であったり、列の制限を満たさないからです。その場合、UltraGrid.Errorイベントが生成されます。そのような場合、MultiCellOperationErrorInfo.ErrorAction 列挙体にリストされたアクションのいずれかを取得するために選択できます。ErrorCell プロパティを使用することでエラーが発生したセルを取得できます。コピーまたは貼り付けられる値のカスタム変換を実行するために UltraGrid.BeforeMultiCellOperation イベントを使用できることにも注意してください。

ただし、特定のセルに関連しないエラーに対応して Error イベントが発生する場合、このプロパティは効果がありません。たとえば、貼り付けるときに貼り付けで使用できるセル数が貼り付けられるセル数よりも小さい場合、Error イベントが発生します。ただし、そのようなエラーは特定のセルに関連付けられませんが、全体操作に適用されます。そのような場合、全体操作は実行できないので、このプロパティは効果がありません。このようなシナリオなどで、セルは変更されないことに注意してください

注: UltraGrid でエラーメッセージを表示しないようにする場合、ErrorEventArgs でCancelを True に設定します。その代わりに ErrorEventArgs.ErrorText を null または空の文字列を設定して UltraGrid でエラーダイアログを表示しないようにすることもできます。これでカスタム エラー メッセージ ボックスを表示できます。

読み取り専用セルの値をクリアできないのでデフォルト値が Continue である場合にセルが読み取り専用である場合を除いて、このプロパティのデフォルト値は ClearCellAndContinue です。

参照