Row プロパティ (ExpansionIndicatorUIElement)

UltraGridRow オブジェクトは、グリッドに 1 行のデータを表示します。UltraGridRow は、下層データソースにある単一レコードに対応します。このプロパティは実行時には読み取り専用です。

シンタックス

Visual Basic

'宣言
 
Public ReadOnly Property Row As UltraGridRow

C#

public UltraGridRow Row {get;}

解説

<a>UltraGridRow オブジェクトは、データの 1 行を表し、元のレコードセットの単一のレコードに対応します。Rows は、UltraWinGrid のデータ階層の中で Cells と Bands の中間の位置を占めます。UltraGridRow オブジェクトは常に UltraGridBand オブジェクトの子です。また、UltraGridRow オブジェクトの子は常に UltraGridCell オブジェクトです。

グリッドのデータバインド機能のほとんどは、UltraGridRow オブジェクトの処理が伴います。UltraGridRow オブジェクトをグリッドに読み込むときは常に、InitializeRow イベントが発生します。

UltraGridRow オブジェクトは、UltraGridRow の CellAppearance プロパティを通して自らが含むセルの書式に影響を与えることができます。行は、自らが含むセルとは独立して書式を設定することもできます。しばしば、セルが行の上から下まで縁を合わせて行全体に重ねて描画され、行自体が見えなくなる場合があります。 これは、セルが常にグリッドのZ軸上の順序で行の上にあるためです。ただし、セル間とセルの周囲にスペースを指定して、隙間からその下のUltraGridRowオブジェクトが表示されるようにすることはできます。その場合、直接 UltraGridRow オブジェクトに適用された書式のみがユーザーから見えます。