バージョン

InitializeRow イベント

行が初期化されるときに発生します。
シンタックス
イベント データ

イベント ハンドラが、このイベントに関連するデータを含む、DocumentExportInitializeRowEventArgs 型の引数を受け取りました。次の DocumentExportInitializeRowEventArgs プロパティには、このイベントの固有の情報が記載されます。

プロパティ解説
Row 初期化されるグリッド行。
SkipDescendants 現在の行の子孫をスキップするかどうかを指定します。
SkipRow 現在の行をスキップするかどうかを指定します。
SkipSiblings 現在の行の兄弟行をスキップするかどうかを指定します。
TerminateExport エクスポート処理を終了するかどうかを指定します。エクスポートが終了すると、現在の行は処理されません。
解説

DocumentExportInitializeRowEventArgs.Row 引数は、初期化されるグリッド行を返します。この行はクローン エクスポート レイアウトに存在するので、この行に行った変更は、オンスクリーン グリッドに影響を与えずにエクスポートに影響します。この行はオンスクリーン グリッドの実際のグリッド行と同じ状態情報 (選択された状態または展開された状態など) を持ちません。この行に関連付けられたオンスクリーン行を取得するには、Infragistics.Win.UltraWinGrid.UltraGrid.GetRowFromPrintRow(Infragistics.Win.UltraWinGrid.UltraGridRow) メソッドを使用します。

DocumentExportInitializeRowEventArgs.SkipRow 引数は、現在の行をスキップするかどうかを指定します。この引数は子孫行のエクスポートには影響しません。

DocumentExportInitializeRowEventArgs.SkipDescendants 引数は、現在の行の子孫をスキップするかどうかを指定します。

DocumentExportInitializeRowEventArgs.SkipSiblings 引数は、現在の行の兄弟行をスキップするかどうかを指定します。

DocumentExportInitializeRowEventArgs.TerminateExport 引数は、エクスポートプロセスを終了するかどうかを指定します。現在の行は処理されません。

このイベントは、エクスポートされるグリッド行ごとに、RowExportingRowExported の発生前に呼び出されます。このイベントを使用すれば、グリッド行に固有のプロパティを設定し、エクスポートプロセスを制御できます。

参照