開発者は、DrillDownAppearance の Infragistics.UltraChart.Resources.Appearance.DrillDownAppearance.DrillElements プロパティに追加された任意のまたはすべての DrillElement オブジェクト上の IdrillDown 実装への参照を設定します。この参照は、ドリルダウンする親チャート内のチャート要素をユーザーがクリックした後で、 (その DrillElement に対応する) 子チャートをコントロール上で描画する直前に呼び出されます。IdrillDown コールバック実装には、必要とされる可能性のある動作がいくつかあります。こうした通知に応答するために、開発者が提供することになる動作には、軸ラベルの外観の変更 (このチャート種が親のチャートの種類と異なる場合) 、チャートのタイトルの変更、または現在表示中のチャートに基づくその他のアプリケーション依存のロジックの変更、あるいはそれらすべての変更などがあります。
同じ IdrillDown 実装をすべてのチャートのドリルダウンの処理に提供することもできますが、子チャートごとに 1 つの IdrillDown 実装を作成することを推奨します。こうすると、チャートに描画される各データ要素の識別が IdrillDown 実装によって可能になります (Drill() メソッドに提供した行と列引数内で)。