バージョン

スクロールバーのサイズ変更

トピックの概要

目的

このトピックはスクロールバーのサイズ変更機能を説明し、サイズ変更可能な Infragistics コントロールをリストし、新しい機能のプロパティを紹介するコード例を提供します。

概要

スクロールバー サイズ変更の概要

スクロールバー サイズ変更機能は、Infragistics コントロールでスクロールバーおよびスクロールバーの矢印のサイズをタッチスクリーンで変更することが可能になります。デザイナーよよび開発社は、垂直および水平スクロールバーの幅、および垂直スクロールバー矢印の幅をカスタムに指定できます。

Infragistics WinGrid コントロールに適用されたこの画像はスクロールバーのサイズ変更機能です。スクロールバーおよび矢印を既定サイズから拡大できることをご確認できます。青の矢印は、垂直スクロール矢印の高さの展開を示します。オレンジの矢印は、垂直スクロールバーの幅の拡大を示します。紫の矢印は、水平スクロール矢印の高さの展開を示します。赤の矢印は、水平スクロールバーの高さの拡大を示します。

Scrollbar Resizing 1.png

アプリケーション レベルでスクロールバーをサイズ変更

概要

Application Styling Framework で Scrollbar オブジェクトの Shared Object Role 設定を変更すると、アプリケーション内のすべての Infragistics コントロールのスクロールバーとそれに付随する矢印のサイズ変更が可能になります。Application Styling Framework および Shared Object Role 設定の詳細については、トピックの最後の Related Content セクションを参照してください。

プロパティ設定

以下の表は、最適なスクロールバーおよび矢印のサイズを対応するプロパティ設定にマップします。

目的: 使用するプロパティ: 設定の選択肢 (ピクセル) :

垂直スクロールバーにシステムのデフォルト幅を使用します。

VerticalScrollBarWidth

0 (デフォルト値)

画像の幅 (ピクセル単位) を取得します。たとえば、垂直幅を 24 ピクセルにする場合、プロパティを 45 に設定します。

VerticalScrollBarWidth

45

水平スクロールバーにシステムのデフォルトの高さを使用します。

HorizontalScrollBarHeight

0 (デフォルト値)

垂直スクロールバーの高さ (ピクセル単位) を設定します。たとえば、垂直の高さを 45 ピクセルにする場合、プロパティを 45 に設定します。

HorizontalScrollBarHeight

45

水平スクロールバー矢印にシステムのデフォルトの幅を使用します。

HorizontalScrollBarArrowWidth

0 (デフォルト値)

水平スクロールバー矢印の幅 (ピクセル単位) を設定します。たとえば、水平スクロールバーの矢印を 25 ピクセルにする場合、プロパティを 25 に設定します。

HorizontalScrollBarArrowWidth

25

垂直スクロールバー矢印にシステムのデフォルトの高さを使用します。

VerticalScrollBarArrowHeight

0 (デフォルト値)

垂直スクロールバーの高さ (ピクセル単位) を設定します。たとえば、垂直スクロールバーの矢印を 25 ピクセルにする場合、プロパティを 25 に設定します。

VerticalScrollBarArrowHeight

25

以下のスクリーンショットは、上記の表で指定されたプロパティ設定で構成された AppStylist for Windows Forms のインターフェイスです。

各コントロール レベルでスクロールバーをサイズ変更

概要

コントロールの ScrollBarLook オブジェクトでプロパティを直接設定すると、各Infragistics コントロールでスクロールバーおよび矢印のサイズ変更が可能です。

ScrollBarLook オブジェクトは、コントロール レベル直下のコントロールの API または DisplayLayout または CalendarLook オブジェクトなど他のオブジェクトのサブ プロパティに位置します。以下の表は、ScrollBarLook オブジェクトの場所を簡単に参照できます。

コントロール ScrollBarLook オブジェクトの場所。

WinCombo, WinDropDown, WinGrid, WinGridColumnChooser

DisplayLayout のサブ プロパティ。

WinCalendarCombo, WinDayView, WinMonthViewMulti, WinMonthViewSingle, WinSchedulePrintDocument, WinTimelineView, WinWeekView

CalendarLook のサブ プロパティ。

スクロールバーのある他のすべての Infragistics コントロール。

コントロール レベル

プロパティ設定

以下の表は、最適なスクロールバーおよび矢印のサイズをプロパティ設定にマップします。

目的: 使用するプロパティ: 設定の選択肢 (ピクセル) :

垂直スクロールバーにシステムのデフォルト幅を使用します。

ScrollBarLook.VerticalScrollBarWidth

0 (デフォルト値)

画像の幅 (ピクセル単位) を取得します。たとえば、垂直スクロールバーの幅を 45 ピクセルにする場合、 45 にプロパティを設定します。

ScrollBarLook.VerticalScrollBarWidth

45

水平スクロールバーにシステムのデフォルトの高さを使用します。

ScrollBarLook.HorizontalScrollBarHeight

0 (デフォルト値)

垂直スクロールバーの高さ (ピクセル単位) を設定します。たとえば、垂直のスクロールバーの高さを 45 ピクセルにする場合、プロパティを 45 に設定します。

ScrollBarLook.HorizontalScrollBarHeight

45

水平スクロールバー矢印にシステムのデフォルトの幅を使用します。

ScrollBarLook.HorizontalScrollBarArrowWidth

0 (デフォルト値)

水平スクロールバー矢印の幅 (ピクセル単位) を設定します。たとえば、水平スクロールバー矢印の幅を 25 ピクセルにする場合、 25 にプロパティを設定します。

ScrollBarLook.HorizontalScrollBarArrowWidth

25

垂直スクロールバー矢印にシステムのデフォルトの高さを使用します。

ScrollBarLook.VerticalScrollBarArrowHeight

0 (デフォルト値)

垂直スクロールバーの高さ (ピクセル単位) を設定します。たとえば、垂直スクロールバー矢印の幅を 25 ピクセルにする場合、 25 にプロパティを設定します。

ScrollBarLook.VerticalScrollBarArrowHeight

25

コード例: WinGrid のスクロールバーおよびスクロールバー矢印のサイズの設定

説明

この例では、スクロールバーおよびスクロールバー矢印の高さおよび幅の各ディメンションを 30 ピクセルにコードで設定します。

コード

このコードは、“MyGrid” という名の WinGrid のスクロールバーおよびスクロールバー矢印を幅および高さを 30 ピクセルにします。

C# の場合:

this.MyGrid.DisplayLayout.ScrollBarLook.VerticalScrollBarWidth = 30;
 this.MyGrid.DisplayLayout.ScrollBarLook.VerticalScrollBarArrowHeight = 30;
this.MyGrid.DisplayLayout.ScrollBarLook.HorizontalScrollBarHeight = 30;
this.MyGrid.DisplayLayout.ScrollBarLook.HorizontalScrollBarArrowWidth = 30;

関連内容

トピック

このトピックについては、以下のトピックも参照してください。

トピック 目的

このトピックは、スタイル アプリケーションのフレームワークに関連するトピックを参照します。

Application Styling Framework ドキュメンテーション内のサブ トピックは、複数のコントロールに影響のあるスタイルの設定について説明します。