データを入力するときはプレースホルダ文字が表示され、ユーザーは入力マスクに指定された文字と同じタイプの文字を使用してプレースホルダを置き換えることができます。コントロールは数字やアルファベットなどの文字の種類は検証できますが、正確な月や日時というような内容の有効性は検証できません。
データマスキングを有効にすると、MaskClipMode プロパティによって、コントロールの内容をクリップボードにコピーする方法を指定できます。 また、MaskDataMode プロパティによって、コントロールの内容が Value プロパティからどのように返されるかを指定し、MaskDisplayMode プロパティによってセル値の表示方法を指定できます。
Character |
説明 |
{double:i.f:c} | {double:i.f:c}は、浮動小数点の入力を許可するマスクのプレースホルダです。iとi.fのfは、それぞれ整数部分の桁数と小数部分の桁数を指定します。マスクの :c 部分はオプションで、値の整数部分と小数部分を連続して入力することを指定します。たとえば、マスクに :c を指定した場合、12.34 と入力するためには、ユーザーは「1234」とキー入力します。小数点区切り文字を入力しない点に注意してください。このように設定すると、ユーザーは小数点区切り文字を入力する必要がなくなります。 |
{double:-i.f:c} | 負の数を指定できることを除いて double:i.f:c と同じです。 |
{currency:-i.f:c} | 基になる書式プロバイダーまたはカルチャの現在の書式設定情報に基づいてマスクが構成される点以外は{double:i.f:c} と同じです。通常は通貨記号を含み、桁区切り文字も表示します。 |
{currency:-i.f:c} | 負の数を指定できることを除いて currency:i.f:c と同じです。 |
。 |
小数のプレースホルダ。実際に使用される文字は、システムの国際設定によって小数のプレースホルダに指定されたものです。この文字はマスク用のリテラルとして扱われます。 |
, |
千の位の区切り記号。実際に使用される文字は、システムの国際設定によって千の位の区切り文字に指定されたものです。この文字はマスク用のリテラルとして扱われます。 |
- | マイナス記号の後に一連の 'n' によって数字セクションを定義した場合(例: "-nn,nnn.nn")は、負の数を指定できることを示します。'n' が後に続かない場合はリテラルと見なされます。マイナス記号は数が実際に負の場合のみ表示されます。 |
+ | プラス記号の後に一連の 'n' によって数字セクションを定義した場合(例:"-nn,nnn.nn")は、負の数を指定できることを示します。"-"との違いは、数が正か負かに基づいて常に '+' または '-' 記号が表示されるという点です。 |
n | 数字のプレースホルダ。n のグループを使用して、数字が右から左に入力される数字セクションを作成できます。文字は数字(0 から 9)である必要がありますが、入力は必須ではありません。 |
リテラル | 上記以外の記号はすべてリテラルとして(つまり、その記号自体として)表示されます。 |
Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load Me.UltraCurrencyEditor1.MaxValue = 10000 Me.UltraCurrencyEditor1.MinValue = 0 Me.UltraCurrencyEditor1.Value = 500 Me.UltraNumericEditor1.Nullable = True Me.UltraNumericEditor1.NullText = "empty" Me.UltraNumericEditor1.MaskInput = "####" Me.UltraNumericEditor1.NumericType = Infragistics.Win.UltraWinEditors.NumericType.Double End Sub
private void Form1_Load(object sender, System.EventArgs e) { this.UltraCurrencyEditor1.MaxValue = 10000; this.UltraCurrencyEditor1.MinValue = 0; this.UltraCurrencyEditor1.Value = 500; this.UltraNumericEditor1.Nullable = true ; this.UltraNumericEditor1.NullText = "empty"; this.UltraNumericEditor1.MaskInput = "####"; this.UltraNumericEditor1.NumericType = Infragistics.Win.UltraWinEditors.NumericType.Double; }