ValidationResult インスタンスは単一の検証に対応します。複数の検証をサポートする Validate メソッド オーバー読み込みのひとつを呼び出すことによって複数のコントロールが検証される場合、個々の検証が成功したか失敗したかにかかわらず、これらの個々の検証ごとに ValidationResult インスタンスが作成されます。Status プロパティは検証が成功したかどうか、また成功しなかった場合、失敗した理由を返します。Value プロパティは検証セッションの間に評価された値を返し、ValidationSettings プロパティは検証基準を定義する ValidationSettings インスタンスへの参照を返します。
ValidationResult インスタンスは、Validation クラスの Results プロパティと Errors プロパティによって返されるコレクションのインデクサーから返されます。これらのコレクションは検証された各コントロールの個々の結果を反映します。Results コレクションは検証されたコントロールごとにひとつのメンバーを含み、Errors コレクションは失敗した検証ごとにひとつのメンバーを含みます。たとえば、検証に 3 つのコントロールが関与しており、そのひとつで検証が失敗した場合、Results コレクションの Count プロパティは 3 を返しますが、Errors コレクションの Count プロパティは 1 を返します。