バージョン

1 つのコントロールを検証

WinValidator™ はインボックス コントロールを検証できます。プロパティ変更イベントのひとつである Validating イベント中に、または Validate メソッドを呼び出すことで手動でコントロールを検証できます。これらのタイプの検証で最もシンプルなのは、Validate メソッドを呼び出すことです。

Validate メソッドは、選択する複数のオーバーロードを持ちます。固有のコントロールを検証する必要がある場合、パラメータとしてコントロール自体を渡すことだけが必要となります。ただし、このメソッドの欠点は、コントロールを検証するたびに手動で呼び出す必要があることです。TextChanged イベント中に WinNumericEditor™ コントロールなどのコントロールを検証したい場合は、 「固有のイベント中に検証」を参照してください。

以下のコード例は、TextBox コントロールを手動で検証する方法を示します。

Visual Basic の場合:

' TextBox が検証される方法を決定する
' 設定を取得します。
Dim vs As Infragistics.Win.Misc.ValidationSettings = _
	Me.UltraValidator1.GetValidationSettings(Me.textBox1)
' 自動検証をオフにすると WinValidator は Validate メソッドが
' 呼び出される時だけ検証します。
vs.ValidationTrigger = _
	Infragistics.Win.Misc.ValidationTrigger.Programmatic
' TextBox のテキストが "ultra" で開始する場合に
' 検証が失敗する条件を作成します。
vs.Condition = _
	New Infragistics.Win.OperatorCondition( _
		Infragistics.Win.ConditionOperator.DoesNotStartWith, _
		"ultra")
' TextBox を検証します。
Me.UltraValidator1.Validate(Me.textBox1)

C# の場合:

// TextBox が検証される方法を決定する
// 設定を取得します。
Infragistics.Win.Misc.ValidationSettings vs =
	this.ultraValidator1.GetValidationSettings(this.textBox1);
// 自動検証をオフにすると WinValidator は Validate メソッドが
// 呼び出される時だけ検証します。
vs.ValidationTrigger =
	Infragistics.Win.Misc.ValidationTrigger.Programmatic;
// TextBox のテキストが "ultra" で開始する場合に
// 検証が失敗する条件を作成します。
vs.Condition =
	new Infragistics.Win.OperatorCondition(
		Infragistics.Win.ConditionOperator.DoesNotStartWith,
		"ultra");
// TextBox を検証します。
this.ultraValidator1.Validate(this.textBox1);