タブおよびタブ グループのレイアウトと設定は、UltraTabbedMdiManager の SaveAsBinary または SaveAsXml メソッドを使用して永続化することができます。通常、この処理はフォームを閉じるときに実行されます。これにより、後でアプリケーションを再度実行したときにユーザー インターフェイスを再ロードできるようになります。レイアウトをロードするには、レイアウトの保存に使用したメカニズムに応じて、LoadFromBinary メソッドまたはLoadFromXml メソッドを使用します。
保存メソッドが呼び出されると、MdiTab ごとに StoreTab イベントが発生します。このイベントを使用して、MdiTab オブジェクトの PersistedInfo プロパティをシリアル化可能な値で初期化できます。復元時にはこのシリアル化可能な値を使用して、タブを関連付けるフォームを調べることができます。たとえば、タブが特定のファイルに関連付けられていた場合に、ドキュメントのファイル名を格納することが考えられます。
ロード メソッドが呼び出されると、既存のタブおよびタブ グループへの参照はすべて解放され、シリアル化された MdiTab オブジェクトごとに RestoreTab イベントが発生します。このイベントは、MdiTab を既存のフォームまたは新しいフォームのどちらかに関連付ける機会を提供します。PersistedInfo プロパティは、作成するフォーム、またはタブに関連付けるフォームを調べるために使用できます。
シリアル化されたタブごとに RestoreTab イベントが発生すると、フォームに関連付けられていない MdiTab オブジェクトはすべて解放されます。MdiTab オブジェクトが 1 つもないタブ グループも解放されます。MdiTab に関連付けられていない MDI 子フォームに対しては、新しい MdiTab オブジェクトが作成されます。これらのタブに対しては、その設定を初期化できるように InitializeTab イベントが発生します。また、タブに関連付けられたフォームの表示状態に応じて、タブが HiddenTabs コレクションからタブ グループに(またはその逆に)移動する場合があります。