WinTabbedMdiManager レイアウト機能が拡張され、ネスト グループを作成できるようになりました。各 MdiTabGroup には内部のフォームを表す MdiTab 項目か、他の MdiTabGroup を格納できるので、ネスト構造が可能になります。この機能は AllowNestedTabGroups プロパティを True に設定することで有効にできます。
レイアウトによっては(エンド ユーザー、プログラマのいずれが決定するにしても)、MDI 子フォームにはその子コントロールを表示するだけの十分なスペースがないことがあります。IsActiveTabGroupMaximized プロパティが WinTabbedMdiManager に追加されました。True に設定されると、アクティブ タブを含む MdiTabGroup が最大化します。最大化すると、最大化したタブ グループの内容だけが表示されます。MaximizedTabGroupDisplayStyle プロパティによって、最小化されたタブ グループの表示方法を決定します。このプロパティが ShowMaximizedGroupOnly に設定されると、他の MdiTabGroups が存在するという視覚的兆候がまったくなくなります。このプロパティが CompressUnmaximizedGroups に設定されると(下の画像に見られるように)、いくつかのペインの分割バーだけが表示されます。
AllowMaximize プロパティが追加され、ユーザーが IsActiveTabGroupMaximized プロパティを変更できるかどうかを決定します。True に設定されると、グループ内のタブのコンテキスト メニューには追加のチェック可能なメニュー オプション - 最大化が含まれることになります。
新規のイベント、TabActivated が WinTabbedMdiManager に追加されました。このイベントは、アクティブ タブ(アクティブな MDI 子フォームを表すタブ)が変更されたときは常に呼び出されます。