バージョン

WinGrid

WinGrid アクティブ セルの境界線スタイル

この新しい機能は、UltraGridCell オブジェクトを拡張して 4 辺すべてで Border Color の色を適用します。現在、Border Color はセルの 1 辺のみに適用されます。またアクティブ セルの境界線の太さを設定するために新しい ActiveCellBorderThickness プロパティが UltraGridOverride オブジェクトに追加されています。

太い境界線がアクティブ セルを囲んでいる WinGrid

WinGrid Set Active Cell Border Thickness 01.png

列移動インジケーターのカスタマイズ

ひとつの表示可能な位置から別の表示可能な位置まで列ヘッダーをドラッグ アンド ドロップする時に表示される矢印画像(列移動インジケーター)を修正したり変更することさえ可能になりました。さまざまな方向をポイントする場合、インジケーターで矢印の方向を変えることさえ可能です。さらに、新しい DragDropIndicatorSettings.Color プロパティを使用すると、RowLayout モードの時に WinGrid™ で列ヘッダーを空のスペースにドラッグ アンド ドロップすると表示される矩形の色をカスタマイズできます。

WinGrid What's New Customize Column Moving Indicators.png

選択オーバーレイ

Microsoft® Excel® で複数セルに渡ってクリック アンド ドラッグすると、矩形の選択領域が選択されたセル上にオーバーレイされます。このオーバーレイの外観は元となるセルをカラーウォッシュしたものです。この機能は、SelectionOverlayColor および SelectionOverlayBorderColor プロパティ設定によって WinGrid コントロールで使用可能となりました。

WinGrid Enable Selection Overlay for Selected Cells 01.png

GroupByRow コネクターの外観

OutlookGroupBy ViewStyle で UltraGridRows をグループ化すると、展開されたグループの左側の領域は GroupByRowConnector であると見なされます。これまでは、UltraGridOverride オブジェクトで GroupByRowAppearance プロパティを使用してこの領域の外観を制御することが可能でした。今回のリリースでは、UltraGridOverride オブジェクトの新しい GroupByRowConnectorAppearance プロパティを使用して GroupBy 行コネクターをより正確に制御することが可能となりました。また、UltraGridColumn オブジェクトの GroupByRowAppearance プロパティと GroupByRowConnectorAppearnace プロパティによって列レベルでGroupByRow オブジェクトの外観を設定することが可能となりました。

WinGrid Styling Rows and Row Connectors in Outlook Group By Mode 03.png

行セレクター状態固有の画像

今回のリリースで、UltraGridRow オブジェクトのさまざまな状態に現れるデフォルトの行セレクター画像を変えることが可能となりました。画像をカスタマイズできる行の状態は、アクティブ行、保留中の変更のある行、新規行追加、保留中の変更のあるアクティブ行、アクティブな新規行追加です。これまでは、これらの行の状態の画像をオフにしたり修正できませんでした。今回、UltraGridLayout オブジェクトの RowSelectorImages プロパティを使用することによって、カスタム画像を適用したり、デフォルトの状態画像を完全に削除することさえ可能です。

WinGrid Styling Row Selector Images for Different States of a Row 01.png

アクティブ セルの行セレクターと列ヘッダーの外観スタイル

2 つの新しい Appearance プロパティが追加されており、アクティブな UltraGridcell のための UltraGridRow オブジェクトの行セレクターと ultraGridColumn ヘッダーの外観スタイルを修正する機能を提供します。ActiveCellRowSelectorAppearanceActiveCellColumnHeaderAppearance という 2 つの新しいプロパティが各 Band だけでなく、UltraGrid の Override オブジェクトに追加されました。

アクティブおよび選択セルの外観

新しい DefaultSelectedBackColor プロパティと DefaultSelectedForeColor プロパティはアクティブな選択セルのデフォルトの色の表示を無効にする方法を提供します。これまでは、UltraGridOverride オブジェクトで SelectedRowAppearance プロパティを使用して、ForeColor と BackColorを変更することが可能でしたが、選択行/セルに色を適用する方法はありませんでした。

UltraGridCell オブジェクトで ActiveAppearance プロパティが公開されており、セルがアクティブな状態と見なされるときには必ず設定できます。UltraGridCell オブジェクトの Appearance プロパティを使用して、アクティブなセルの外観を設定するために使用できます。ただし、UltraGridOverride オブジェクトの ActiveRowAppearance が設定されている場合、Appearance プロパティによって設定されたセルの外観設定をオーバーライドします。したがってより排他的な ActiveAppearance プロパティが今回のリリースでは追加されています。

また、ActiveAppearancesEnabledSelectedAppearancesEnabled という 2 つの新しいプロパティが UltraGridOverride オブジェクトに追加されており、セルがアクティブおよび選択された状態固有の外観を表示できないようにする方法を提供します。

IDataErrorInfo 実装のフィルタリング サポート

WinGrid™ は今回列のセルにエラーがあるかどうかに基づいてフィルタリングをサポートします。これは元となるデータ ソースの IDataErrorInfo 実装によって判断されます。FilterOperandDropDownItems と呼ばれる新しいプロパティが UltraGridColumn オブジェクトと Override オブジェクトに追加されています。このプロパティを列挙体に割り当ててフィルター ドロップダウン メニューにどのオペランドを表示すべきかを示すことができます。さまざまなフラグ付きオプションは、All、Blanks、CellValues、Custom、ShowNone、Default、Errors、NonBlanks、NonErrors、ShowAll です。