バージョン

WinSchedulePrintDocument での WinPrintPreviewDialog の使用

2005 Volume 1 では、PrintDocument の印刷プレビューを表示する新しいコントロールが追加されました。 この WinPrintPreviewDialog™ は同様に 2005 Volume 1 に追加された 2 つの他のコントロールを使用します。このコントロールは WinPrintPreviewControl と WinPrintPreviewThumbnail™ です。 WinPrintPreviewDialog は .NET PrintDocument を処理します。これには、スケジュール表示の印刷に使用される WinSchedulePrintDocument™ が含まれます。 このトピックでは、WinPrintPreviewDialog と WinSchedulePrintDocument を使用する方法について説明します。

  1. 新しい Windows アプリケーションを作成します。 デザイン ビューでフォームを開き、UltraDayView コントロールと 2 つの Button コントロールをフォームに追加します。 次に、UltraSchedulePrintDocument、UltraPrintPreviewDialog、および UltraCalendarInfo を追加します。

  2. Button コントロールを選択し、Text プロパティをそれぞれ [印刷プレビュー] と [閉じる] に変更します。

  3. フォームのコード ファイルに移動し、ボタンの Click イベントのハンドラーと Form Load イベントのハンドラーを作成します。

  4. フォームの Form Load イベント ハンドラーに次のコードを配置します。 コメントは各行の処理内容を表します。

Visual Basic の場合:

Private Sub Using_WinPrintPreviewDialog_with_WinSchedulePrintDocument_Load( _
  ByVal sender _
  As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) _
  Handles MyBase.Load
	' 予定を作成します。
	Me.CreateAppointment()
	' UltraDayView の CalendarInfo を UltraCalendarInfo コントロールに設定します。
	' UltraDayView に予定を設定します。
	Me.UltraDayView1.CalendarInfo = Me.UltraCalendarInfo1
	' UltraSchedulePrintDocument の CalendarInfo を UltraCalendarInfo コントロールに設定します。
	' ドキュメントは UltraDayView が使用すると同じ予定を使用できるようにします。
	Me.UltraSchedulePrintDocument1.CalendarInfo = Me.UltraCalendarInfo1
	' UltraPrintPreviewDialogのDocumentプロパティを UltraSchedulePrintDocumentに設定します。
	Me.UltraPrintPreviewDialog1.Document = Me.UltraSchedulePrintDocument1
End Sub

C# の場合:

private void Using_WinPrintPreviewDialog_with_WinSchedulePrintDocument_Load(
  object sender,
  EventArgs e)
{
	// 予定を作成します。
	this.CreateAppointment();
	// UltraDayView の CalendarInfo を UltraCalendarInfo コントロールに設定します。
	// UltraDayView に予定を設定します。
	this.ultraDayView1.CalendarInfo = this.ultraCalendarInfo1;
	// UltraSchedulePrintDocument の CalendarInfo を UltraCalendarInfo コントロールに設定します。
	// ドキュメントは UltraDayView が使用すると同じ予定を使用できるようにします。
	this.ultraSchedulePrintDocument1.CalendarInfo = this.ultraCalendarInfo1;
	// UltraPrintPreviewDialogのDocumentプロパティをUltraSchedulePrintDocumentに設定します。
	this.ultraPrintPreviewDialog1.Document = this.ultraSchedulePrintDocument1;
}
  1. 実際の動作を確かめるために、UltraDayView に予定をひとつ表示します。 前の手順で作成した CreateAppointment メソッドに、予定を作成する次のコードを追加します。

Visual Basic の場合:

Private Sub CreateAppointment()
	' カレンダーに表示する予定を作成します。
	Dim myStartDate As New DateTime(2007, 3, 23, 1, 23, 3)
	Dim myEndDate As New DateTime(2007, 3, 23, 1, 23, 3)
	Me.UltraCalendarInfo1.Appointments.Add(myStartDate, myEndDate, "Meeting")
End Sub

C# の場合:

private void CreateAppointment()
{
	// カレンダーに表示する予定を作成します。
	DateTime myStartTime = new DateTime(2007, 3, 23, 1, 23, 3);
	DateTime myEndTime = new DateTime(2007, 3, 23, 1, 23, 3);
	this.ultraCalendarInfo1.Appointments.Add(myStartTime, myEndTime, "Meeting");
}
  1. 最後に、ボタンの Click イベントにコードを追加します。 Print Preview ボタンの Click イベントに次のコードを配置します。

Visual Basic の場合:

Private Sub btnPrintPreview_Click(ByVal sender As System.Object, _
  ByVal e As System.EventArgs) Handles btnPrintPreview.Click
	' ShowDialog を呼び出して UltraPrintPreviewDialog を表示します。
	Me.UltraPrintPreviewDialog1.ShowDialog(Me)
End Sub

C# の場合:

private void btnPrintPreview_Click(object sender, EventArgs e)
{
	// ShowDialog を呼び出して UltraPrintPreviewDialog を表示します。
	this.ultraPrintPreviewDialog1.ShowDialog(this);
}

[閉じる] ボタンの Click イベントに次のコードを配置します。

Visual Basic の場合:

Private Sub btnClose_Click(ByVal sender As System.Object, _
  ByVal e As System.EventArgs) Handles btnClose.Click
	Me.Close()
End Sub

C# の場合:

private void btnClose_Click(object sender, EventArgs e)
{
	this.Close();
}
  1. プロジェクトをビルドして実行すると、次のスクリーンショットのようなフォームが表示されます。

コードおよび上記の手順を使用して構築されたアプリケーション
  1. [印刷プレビュー] ボタンをクリックすると、予定を含む WinDayView が表示された WinPrintPreviewDialog が現れます。 ドキュメントを印刷するには、印刷プレビュー ダイアログ ウィンドウから印刷オプションをクリックします。

windayview を表示する winprintpreviewdialog