バージョン

選択

このトピックでは、UltraPieChart™ コントロールの選択機能の有効化および使用方法について説明します。

このトピックは、以下のセクションで構成されています。

要件

このトピックは、ユーザーがデータ バインディング トピックを既に読んでいることを前提とし、はじめにそのコードを使用します。

概要

デフォルトで、UltraPieChart はマウス クリックによるスライス選択をサポートします。選択されたスライスは、SelectedItem プロパティで取得します。 以下の画像にあるように、選択されたスライスは強調表示されます。

SingleSelection

選択の有効化

円チャートのモードは SelectionMode プロパティで設定します。 デフォルトは Single です。 選択機能を無効化するためにはプロパティを Manual に設定します。

以下のコード例では、選択機能を無効化する方法を示します。

Visual Basic の場合:

pieChart.SelectionMode = SliceSelectionMode.Manual

C# の場合:

pieChart.SelectionMode = SliceSelectionMode.Manual;

選択モード

円チャートは、選択モードを 3 つサポートします。

  • Single

  • Multiple

  • Manual

Single

Single モードに設定すると、一度に 1 つのスライスのみ選択します。他のスライスを選択すると、最初に選択したスライスは選択解除され、新しいスライスが選択されます。

SingleSelection

Multiple

Multiple モードに設定すると、一度に複数のスライスを選択します。スライスをクリックするとスライスが選択され、他のスライスをクリックすると、最初のスライスも、新しくクリックしたスライスも選択されます。

MultipleSelection

Manual

Manual モードに設定すると、選択は無効化されます。

選択イベント

円チャートには、選択機能に関連する 4 つのイベントがあります。

「Changing」で終わるイベントはキャンセル可能なイベントです。すなわち、イベント引数プロパティ Cancel を true に設定することで、スライスの選択を停止します。 True に設定すると、関連付けられたプロパティは更新されず、その結果スライスは選択されません。この設定はたとえば、スライスのデータによって一定のスライスの選択を無効化する場合に使用します。

Visual Basic の場合:

Private Sub pieChart_SelectedItemChanging(sender As Object, e As SelectedItemChangingEventArgs)
	e.Cancel = True
End Sub

C# の場合:

pieChart.SelectedItemChanging += pieChart_SelectedItemChanging;
void pieChart_SelectedItemChanging(object sender, SelectedItemChangingEventArgs e)
{
    e.Cancel = true;
}

「その他」スライスの選択

「その他」スライスをクリックすると、PieSliceOthersContext オブジェクトが返されます。 オブジェクトは、「その他」スライスに含まれるデータ項目のリストがあります。