バージョン

範囲シリーズ

このトピックは、UltraDataChart™ コントロールの範囲シリーズのさまざまなタイプを説明します。

概要

範囲シリーズは、データを取り入れてそれを水平線 (たとえば、柱状シリーズ) または垂直線 (たとえば、棒シリーズ) に沿って延ばしたデータ ポイントのコレクションとして描画するチャート シリーズの中でも、もっとも簡単でもっとも一般的な形のグループです。

範囲シリーズのタイプ

UltraDataChart コントロールは、以下のタイプの範囲シリーズをサポートします。各タイプについては個別のトピックで説明します:

これらのトピックは、特定のタイプの範囲シリーズを作成してデータをこのシリーズにバインドする方法に関する有用な情報を提供します。

範囲シリーズのプレビュー

このセクションは、範囲シリーズのすべてのタイプのプレビューを提供します。

Using xamDataChart Category Series 11.png

図 1: 範囲柱状シリーズの実装例

Using xamDataChart Category Series 12.png

図 2: 範囲エリア シリーズの実装例

サポートされる軸

UltraDataChart コントロールは、さまざまな軸タイプを提供しますが、範囲シリーズの特定のタイプでは以下の軸タイプのみ使用できます。以下の表に、サポートされる軸を示します。

シリーズ タイプ XAxis タイプ YAxis タイプ

RangeColumnSeries

RangeAreaSeries

さらに、各範囲シリーズは XAxis プロパティを使用する 1 つの x 軸と YAxis プロパティを使用する 1 つの y 軸にバインドを設定する必要があります。軸についての詳細は、「軸」トピックを参照してください。

データ バインディング

このセクションではデータ要件からデータ例、バインディング ダイアグラムまでのすべてのタイプのエリア シリーズに対するバインディング データについての情報を提供します。

データ要件

UltraDataChart コントロールの他のシリーズ タイプと同様、範囲シリーズも DataSource プロパティを使用してデータをバインドします。以下は、範囲シリーズのデータ要件のリストです。

  • データ モデルは、カテゴリ軸 (CategoryXAxis など) の Label プロパティまたは TimeXAxis の場合に DateTimeMemberPath にマップするデータ 1 列を含む必要があります。

  • データ モデルは、範囲シリーズの HighMemberPath プロパティを使用してマップする数値データ列を 1 列含む必要があります。

  • データ モデルは、範囲シリーズの LowMemberPath プロパティを使用してマップする 2 列目の数値データ列を含む必要があります。

  • データソースはデータ項目を少なくとも 1 つ含む必要があります。含まない場合はチャートは範囲シリーズを描画しません。

  • データ ソースは IEnumerable インターフェイス (List, Collection, Queue, Stack など) を実装しなければなりません。

特定のシリーズ タイプの要件については、シリーズ要件トピックを参照してください。

データの例

上記の基準を満たすオブジェクトにサンプル エネルギー データがあり、ダウンロードしてプロジェクトで使用できます。