バージョン

WinGrid を既存のレポートにエクスポート

WinGridDocumentExporter™ コンポーネントを使用すると、WinGrid™ を PDF または XML Paper Specification(XPS)ドキュメントにエクスポートすることができます。まだメモリにありますが、Report として知られているこのドキュメントはいくつかの Sections で構成することができ、Infragistics Document Engine™ によってランタイムにすべて作成されます。 UltraGridDocumentExporter オブジェクトの Export メソッドを呼び出すことによって、Report 全体のサポート資料として Report のセクションに WinGrid を挿入することができます。Export メソッドには、5 つのオーバーロードが含まれています。このトピックは 3 番目のオーバーロードについて検討します。

Export メソッドの 3 番目のオーバーロードは、2 つのパラメータを受け入れます。

  • エクスポートする WinGrid(Infragistics.Win.UltraWinGrid.UltraGrid)

  • WinGrid がエクスポートされる Report のセクション(Infragistics.Documents.Reports.Report.Section.ISection)

WinGrid をレポートに挿入するには、レポートを作成し、セクションを追加して、レポートをパブリッシュする必要があります。セクションを作成したら、WinGrid をエクスポートできます。このトピックは、フォーム上にデータ バインドされた WinGrid コンポーネントおよび WinGridDocumentExporter コンポーネントがあることが前提となっています。WinGrid のデータ ソースへのバインディングの詳細は、 「WinGrid をフラット データ ソースにバインドする」を参照してください。

以下のコードは Report オブジェクトをインスタンス化して、レポート内にセクションを作成し、WinGrid をそのセクションにエクスポートして、最後にレポートを PDF ドキュメントとして C:\Report フォルダにパブリッシュします。

Visual Basic の場合:

' レポートを作成します。
Dim report As New Infragistics.Documents.Reports.Report.Report()
' セクションをレポートに追加します。
Dim section As ISection = report.AddSection()
' WinGrid をセクションにエクスポートします。
Me.UltraGridDocumentExporter1.Export(Me.ultraGrid1, section)
' レポートから PDF ファイルを作成して
' "WinGrid_Report.pdf" という名前を指定します。
report.Publish("C:\Report\WinGrid_Report.pdf", _
	Infragistics.Documents.Reports.Report.FileFormat.PDF)

C# の場合:

// レポートを作成します。
Infragistics.Documents.Reports.Report.Report report =
new Infragistics.Documents.Reports.Report.Report();
// セクションをレポートに追加します。
ISection section = report.AddSection();
// WinGrid をセクションにエクスポートします。
this.ultraGridDocumentExporter1.Export(this.ultraGrid1, section);
// レポートから PDF ファイルを作成して
// "WinGrid_Report.pdf" という名前を指定します。
report.Publish("C:\\Report\\WinGrid_Report.pdf",
	Infragistics.Documents.Reports.Report.FileFormat.PDF);