フォーマットされたテキストを解析すると、解析エラーが発生することがあります。その原因は、タグの閉じ忘れや、対のタグの不一致などです。たとえば、フォームにテキスト ボックス、ボタン、WinFormattedLinkLabel コントロールを配置したとします。ボタンをクリックすると、テキストボックスが WinFormattedLinkLabel コントロールに渡されます。この場合、テキストを誤って入力するミスを犯しやすく、この結果、ボタンをクリックしたときに ParseError イベントがスローされます。
ParseError イベントは、WinFormattedLinkLabel コントロールのいくつかの処理でオプションを提供します。特定のエラーを Exception パラメータで示すことができます。Value に Value パラメータを使用して分かりやすい値を設定することができます。
次のコード例は、ParseError イベントを使用して例外を示すメッセージ ボックスを表示するものです。WinFormattedLinkLabel コントロールの Value は、Parsing Error に変わります。
Visual Basic の場合:
Private Sub UltraFormattedLinkLabel1_ParseError(ByVal sender As Object, _ ByVal e As Infragistics.Win.FormattedLinkLabel.ParseErrorEventArgs) _ Handles UltraFormattedLinkLabel1.ParseError ' 例外を示すメッセージ ボックスを表示します。 MessageBox.Show(e.Exception.Message.ToString(), "Parsing Error") ' LinkLabel の値を Parsing Error に設定します。 e.Value = "Parsing Error" End Sub
C# の場合:
private void ultraFormattedLinkLabel1_ParseError(object sender, Infragistics.Win.FormattedLinkLabel.ParseErrorEventArgs e) { // 例外を示すメッセージ ボックスを表示します。 MessageBox.Show(e.Exception.Message.ToString(), "Parsing Error"); // LinkLabel の値を Parsing Error に設定します。 e.Value = "Parsing Error"; }