UpdateData メソッドは、グリッド内の変更された情報を更新し、その情報をデータ プロバイダーに送ります。更新が完了すると、"変更データあり"とマークされていた行のマークが消去されます。DataChanged プロパティは False に設定されます。
通常、グリッドはデータの更新をUpdateModeプロパティに基づいて自動的に処理するため、このメソッドを呼び出す必要がある場面はほとんどありません。主な例外は、グリッドがフォーカスを失うことにならないイベントに対応してデータを更新したい時です。たとえば、ツールバー ボタンをクリックした時です。ツールバーは通常フォーカスを持たないから、UpdateData メソッドが呼び出されるまでグリッドはデータをデータ プロバイダーに送りません。
グリッドのセルが現在編集モードにある場合、このメソッドはそのセルへの変更をコミットしないことに注意してください。これを処理するには、PerformAction メソッドを呼び出して ExitEditMode アクションを指定してもいいでしょう。これによってセルの編集モードを終了して、UpdateData を呼び出す前にこのプロセスが成功したことを確認することができます。