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EnableDataViewState プロパティ

EnableDataViewState プロパティ

EnableDataViewState プロパティは、ViewState で WebDataGrid™ コントロールのデータを保存するオプションを提供します。このプロパティはデフォルトで False です。つまり WebDataGrid のデータは保存されません。ところが WebDataGrid のスタイリングやプロパティ設定などのその他の情報は ViewState で保存されます。

EnableDataViewState を False に設定した WebDataGrid 機能

ポストバック時にデータは ViewState で保存されないため、WebDataGrid はデータを取得する要求を行います。これは、データ更新などの特定の操作では、データソースに 2 つのリクエストが行われることを意味します。1 つはオリジナル データが古いビューを復元するリクエストで、もう 1 つは更新されたデータが新しいビューを作成するリクエストです。

EnableDataViewState を True に設定した WebDataGrid 機能

現在のビューのすべてのデータは ViewState で保存されています。これはページングのために、現在のページのデータが ViewState で保存されていることを意味します。フィルタリングのために、フィルタリングされた行のデータは ViewState で保存されます。

ポストバック時に、WebDataGrid は古いビューを ViewState から復元します。更新のために必要とされるリクエストはひとつだけです。

データ ソース

DataSource プロパティを使用してWebDataGrid のデータ ソースを設定する場合、留意する必要があるいくつかの注意事項があります。

  1. ポストバックのたびにページのロード イベントで DataSource を設定すると、EnableDataViewState プロパティかどうかにかかわらず、ポストバックのたびにデータのリクエストが起動されます。ポストバックごとにデータのリクエストを回避するには、できればプロパティ ウィンドウまたは ASPX マークアップでデザイン タイムに WebDataGrid の DataSourceID プロパティを設定します。

  2. 初期ロードでページ ロード イベントで DataSource プロパティを設定すると、EnableDataViewState が True の時 AutoCRUD(Automatic Create, Read Update and Delete)機能が無効になります。これは、すべての WebDataGrid のデータが ViewState になっているが、データ ソースとの実際的な接続がないため、それ以降のポストバックでデータ リクエストが行われなくなるため、AutoCRUD 機能を排除します。繰り返しになりますがこれのための回避策は DataSourceID プロパティを使用することです。