バージョン

ドリルダウン グラフの概要

Chart は表示されたグラフ要素に詳細なデータを関連付けるための機能を備えています。このさらに詳細度の細かいデータは、関連付けられた希望のグラフ要素をクリックしないかぎり、表示されません。クリックした場合、詳細データは別のグラフ(データにとってより適切であれば、別の種類のグラフも可)によって所定の位置に表示されます。データをより深くナビゲートしていくこのプロセスを「ドリルダウン」と呼びます。

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ドリルダウンの利点の例として、会社の売上結果を財務アナリストに提示するシナリオを考えてみます。このプレゼンテーションの最上位で、グラフは過去数年間(会計年度)の年間売上を柱状グラフで提示します。ユーザーが任意の年の列をクリックすると、四半期売上にドリルダウンできます。

国内市場と国際市場に関する追加の詳細を提供できます。ユーザーが特定の四半期の売上データを求めた場合、大陸別の売上収益の円グラフでそのデータを提示できます。ドリルダウンは国別、製品別、またはその他の基準で、売上を細分化し続けることができます。

どの時点でも、ユーザーは便利で直感的な方法で関心のある情報に飛び込むだけで、詳細データの階層を逆にドリルアップできます。

以下を提供すると、開発者は Chart をドリルできます。

  • 子のグラフの種類

  • 子グラフを提示する際に使用するデータソース

  • ドリル可能な親グラフからのグラフ要素の行と列の ID

  • IDrillDown インタフェースの実装によるコールバック(オプション)