バージョン

ConnectionStringDefault プロパティ (WebScheduleDbProvider)

開発者が ConnectionString を指定していないときにデータプロバイダーとの接続の確立に使用されるデフォルトの接続文字列。
シンタックス
'宣言
 
Protected Overridable ReadOnly Property ConnectionStringDefault As String
protected virtual string ConnectionStringDefault {get;}
解説

継承クラスではこの読み取り専用プロパティを、独自の.NETデータプロバイダーに適したデフォルトの接続文字列でオーバーライドできます。Connection プロパティは接続が初めて初期化されるときにサブクラスの CreateConnection の実装を呼び出して、ここで指定された接続文字列を渡します。

接続文字列にはデータベースリソースにアクセスするための機密にかかわるログオン情報が含まれている場合があるため、コード内に接続文字列を置く際は注意が必要です。デフォルト接続は便宜的に用意されているものであり、通常は Page_LoadConnection プロパティに直接 IDbConnection コンポーネント (OleDbConnection など) を割り当てる方が安全です。このようにアプリケーションコードでは、ページを読み込みする直前に web.config ファイルやLSAなどの安全なソースから必要なログオン情報を取得して接続文字列を作成できます。

継承クラスでデフォルト接続文字列を提供する場合は、FilterConnectionString メソッドを利用して同じことを実現できます。FilterConnectionString はデフォルト接続文字列が使用される前に呼び出され、接続文字列に直前にログオン情報を追加できます。FilterConnectionString のオーバーライド実装では、このログオン情報を安全なリソースから取得できます。

参照