2021/1/15
インフラジスティックス・ジャパン株式会社
代表/シニアUIアーキテクト
東 賢

2021年 年頭のご挨拶

明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

昨年からのパンデミックによって私たちの生活に大きな影響が出ております。調べてみますとパンデミックの語源はギリシア語のpandēmos (pan-「全て」+ dēmos「人々」)からきているとのことでした。まさに全ての人にとって当事者として捉えるべき大きな問題となっております。

この言葉がギリシア語を語源とすると知って最初に思い出したのは「パンドラの箱」です。パンドラとは「神々が人類に災いをもたらすために作った最初の女性」とのことで、彼女が持つ箱からあらゆる災いが世に放たれてしまったが最後に希望が残ったという有名な神話・寓話があります。

しかしながら本来のパンドラの意味するところは「全ての”贈りもの”」というものだったそうです。現代の状況に置き換えて考えてみますと、確かに贈りものを受け取った人間の営みで災いが世に放たれてしまったが、何か希望が残ったのではないでしょうか。

私はこれを「変化へのきっかけ」と考えています。全ての人が働くということについて再度見つめ直すきっかけが生まれ、その一つの現象として在宅勤務などが注目されることになりました。また本来の意味での人類への贈りものである女性が活躍する未来が、ようやく開かれる時が来たのではないかとも考えております。男性とは違った特性を持つ女性の能力、あるいは多様な観点からのアイデアの創出がこの不確定な状況に一層望まれるのではないでしょうか。

弊社インフラジスティックス・ジャパンは2020年に完全にオフィスから撤退し、全員が在宅勤務体制となりました。当初環境に慣れるまでご不便をおかけすることもあったかもしれませんが、現在ではむしろオフィスがあった時よりも上手く働くことができ、よりお客様に価値を提供することに集中できるようになったのではないかと思います。

昨年来刻々と変わる状況の中で社内からもアイデアを出し合いながら試行錯誤を進めてまいりましたが、この時にも弊社の半数を占める女性社員からの意見は非常に貴重なものでした。多様な視点から始まる変化の広がりを弊社自身も感じております。

私達は生産性を向上する様々なツールをご提供させていただいているわけですが、これによって皆様の業務の進め方に対して生産性による「余裕」を作っていただき、よりクリエイティブに変化しながら新しい進め方を探していただけるきっかけになればと思い、社員一同日々の業務を進めております。2021年は皆様の働き方を変えることを直接的に支援するツールのリリースも予定しております。是非今後の弊社の取り組みにご期待いただければと思います。

皆様の良き相談相手として、開発現場で起こる様々なお悩みを解決する手助けをさせていただけるよう今年も精一杯頑張ってまいります。

2021年も何卒よろしくお願いいたします!

本件に関するお問い合わせ先

インフラジスティックス・ジャパン株式会社 マーケティング部
電子メール: JapanPR@infragistics.com
TEL: 050-1745-6258 (代表)