IoTやAI(ディープラーニング)、ビッグデータ、クラウド等の技術と豊富な実績ノウハウでDXを支援
株式会社YE デジタルは、1978年に「安川情報システム」として創業以来、主に製造業のお客様の基幹システム導入・運用による経営支援や、ライン制御や製品組込などの製造現場を支援してきました。 また、IoTの創成期から積極的にビジネスを行う、IoTベンダーとして事業を展開。製造業で培ってきた技術を活用し、ソーシャルIoTへ拡大することで、お客様の変革を支援しています。
物流現場の制御・管理に特化したWES（倉庫自動化システム）
労働力不足や非接触化の要求、物量変動や小口化への対応など、物流業界で多様化するニーズに対応するには自動化が不可欠ですが、期待されるほど進んでいません。その大きな要因としてあげられるのが、倉庫管理システム（WMS）の変更にかかる時間とコストです。
幅広い物流業務を管理するWMSシステムは、EC対応等で複雑化しており、従来のようにWMSをカスタマイズして最新の自動化設備を次々と導入するのは大変手間がかかります。この課題を解決するために、自動化設備との連携機能・データ管理については、WMSから独立させてWESが担う方法が国内外で注目されています。
自動化設備の導入をスピーディに実現し、かつ、倉庫内のオペレーション全体の最適化を可能にする、YEデジタルが提供するWESである倉庫自動化システム「MMLogiStation」においてインフラジスティックスのコントロールを利用いただきました。
様々な軸での一覧データ表示にグリッドを活用
システムの性質として様々な一覧データを表示する必要があり、インフラジスティックスの Ignite UI for Angular グリッドコントロールをご活用いただきました。多くの情報の中から必要な情報に辿り着くために、階層グリッドなどのレイアウト表現や、フィルタリングによるデータの絞り込み、列のグループ化による情報の特定のカテゴリ軸でのグルーピングなどが効果的だったほか、CSVおよびエクセルファイルへのエクスポート機能なども使用いただいています。
お客様からのコメント
西山 文明様
組込・制御システム本部 第１システム技術部 システム技術担当部長
物流現場の使い方・視点をデザインし、適切なUIコンポーネントを選択・配置することにより、ハイレベルなUXとUIデザインを、低コスト・短期で実現することができました。評価・リファインメントを繰り返すことにより、更にレベルアップしたものになるであろうと期待しています。 また、フロントエンド開発を圧縮出来たことにより、アプリケーションのサーバーサイドプログラム、データ管理部分の開発／製品開発の継続的な枠組み作りに注力することが出来ました。今後、エンドユーザの事業環境の変化へ迅速に適応、ビジネスにおけるシステムニーズの変化に対応出来るよう革新に繋がるような知見提供、共有などを期待しています。