お客様導入事例
カブドットコム証券株式会社 (http://kabu.com/) は三菱 UFJ フィナンシャルグループのオンライン専業証券会社です。同社は、株取引や投資の初心者の方にも使いやすい各種トレーディングツール、多彩な取扱商品 / サービス、高品質なサポート体制、そしてリスク管理意識の高さにより機関投資家から個人投資家まで幅広い支持を得てビジネスを展開しています。
NetAdvantage (現 Ultimate) 導入背景
カブドットコム証券株式会社では、パソコン上で株価情報やニュースなどを配信し、超高速化したフル板 / リスト発注等の豊富な発注機能も兼ね備えた自社開発のインストール型高機能トレーディングツール 「kabu ステーション™」 を同社顧客に対して提供しています。
リアルタイムに変化するマーケット情報を配信し、迅速かつ適切な注文を可能にする必要があるトレーディングツールの性質上、顧客からの要望は非常に細かくシビアであるため、kabu ステーション™ では継続的にきめ細かなバージョンアップによる品質改善を行っており、この度 2012 年 3 月 15 日にリリースされた新バージョン 3.0 では全面的な機能刷新によるプラットフォームの強化を図っています。
同社は新バージョン 3.0 の開発にあたって、機関投資家向けに提供されている高度なランキング機能などの各種新機能を個人投資家にも利用できるように新しく追加するほか、より迅速かつシンプルな注文を可能にし、更には長時間にわたる利用にも耐えうる直感的なレイアウト、配色、ユーザビリティを実現するために UI / UX の整備を目指しました。
kabu ステーション™ 全体画面
リアルタイムに株価情報やニュースを配信し、フル板リスト発注等の取引を迅速かつ適切に実行することを可能にする
ソリューション
カブドットコム証券株式会社は新バージョン開発にあたり、きれいで直感的な UI / 高度な UX を素早く効率的に実現することを目的にインフラジスティックスの提供する Windows アプリケーション向け開発コンポーネント 「Windows Forms」 を採用しました。
「kabu ステーション™ は弊社の提供する製品群の中において、技術的なチャレンジを行っていくテクノロジーリーダーとしての役割を担っています。その一旦として、この度の新バージョン開発では新しい取引の追加など将来的な機能追加も見据えた UI / UX の整備も併せて行っています。 このように、技術的な先行チャンネルとして弊社製品群を引っ張っていく役割を kabu ステーション™ が果たすためにもスピーディーな開発は絶対条件であり、そのことが NetAdvantage 導入を決めた大きな理由です。」
(カブドットコム証券株式会社 社長付IT戦略担当・谷口 有近 氏)
同社ではソートや列の並び替えなど豊富な機能がビルトインで提供されているグリッド、スピンボタンやドロップダウンによるシンプルな入力を可能にするエディター、マウスオーバー時 / クリック時など状態毎の外観設定が可能なボタン、スムーズな画面切り替えを行うタブの他、ツリーやツールバーなどの各種 NetAdvantage コントロールを利用することで効率的な UI / UX 開発を行いました。
加えて、新バージョンでは UI / UX 整備の観点から、ボタンや罫線、文字といった各 UI 構成要素に対して意味合いが定義されています。取引時における非常に重要な 「注文」 ボタンは色を赤くし、他のボタンよりもサイズを大きくすることでユーザーに重要度を喚起しているほか、罫線色や文字色についても明瞭な判別を可能にし長時間の利用時にも目が疲れない配色が設定されており、更には重要度によって彩度をいくつかの段階に分けるといった様々な工夫が施されています。
これらデザイン部分における開発においても、アプリケーションの外観を一元的に設定・管理することができる NetAdvantage 付属のデザインツール AppStylist が利用されています。AppStylist を用いることで、例としてある 1 画面で設定または変更したボタン色を全ての画面においても一括して適用することが可能になるため、デザインに掛かる工数の大幅削減を実現しています。
カブドットコム証券株式会社
社長付IT戦略担当
谷口 有近 氏
株価情報の一覧表示
NetAdvantage のグリッドコントロールによるソート / 列の並び替えと
タブコントロールによるスムーズなシートの切り替えを実装
UX が向上された発注パネル
注文ボタンは色を赤くし、他のボタンよりもサイズを大きくすることでユーザーに重要度を喚起するという UX 向上への取り組み。これら外観デザイン開発に AppStylist を利用しているほかエディターコントロールを用いてスピンボタンでの簡単な数値入力によりユーザー操作を簡略化
NetAdvantage (現 Ultimate) 導入による効果
カブドットコム証券株式会社
システム部開発課
中澤 康至 氏
NetAdvantage for Windows Forms 導入の結果として、カブドットコム証券株式会社はスクラッチ開発の場合と比べ大幅な開発工数削減を実現しました。
「通常であれば 3 ~ 4 ヶ月ほど掛かる開発を、今回 NetAdvantage を利用したスピーディーな開発により 1 ヶ月で完了することができました。全てを自社で行う開発では数多くのお客様からの要求に対して開発スピードが追い付かないため、コンポーネントを利用した効率的な開発は非常に重要であると感じています。」
(カブドットコム証券株式会社 システム部開発課・中澤 康至 氏)
同社では、kabu ステーション™ の全面的な機能刷新により、多数の機能追加・機能強化だけでなく UI / UX も併せて向上させたことで、ユーザーの満足度を最大限に向上させ他社との差別化を図る製品開発を実現しました。
また、同社は kabu ステーション™ の今後の展開として、スマートフォンやタブレット端末への対応を検討しています。ネイティブアプリケーション開発に加え、Web ベースのアプリケーション開発を行うことで幅広くマルチデバイスへの対応を進め、多様化する顧客ニーズに呼応する開発を今後も引き続き行っていきます。
お客様情報
お客様名: カブドットコム証券株式会社所在地: 〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-3-2 経団連会館 6 F
URL: http://kabu.com/
金融商品取引業者登録: 関東財務局長 (金商) 第 61 号
銀行代理業許可: 関東財務局長 (銀代) 第 8 号
加入協会: 日本証券業協会・金融先物取引業協会
その他のお客様導入事例
プライマル株式会社 | ||
背景: 連結会計システム「Conglue (コングルー)」 を開発するにあたって、ユーザビリティ向上と UI 開発の効率化・標準化を最重要課題と考え、複数のコンポーネント製品を比較・検討。最終的に以下の理由により NetAdvantage 導入に至る。
ソリューション: 高パフォーマンスかつユーザーによる自在なグルーピングなど多彩な機能を持つ WinGrid を始め、複数列ノードをサポートする WinTree、ユーザーフレンドリーな入力機能を提供する WinCombo、 コード 1 行でグリッド データをエクセルへ出力する WinGridExcelExporter やその他各種コントロールを利用することで以下の項目を効果的に実現。
Windows Forms で作成された Conglue 画面
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株式会社エイファス | ||
背景: 金融市場リスク管理システム「Skipper Banking」の開発において、開発当初に利用していた複数のサードパーティー製品を1つにまとめ、より統合的な開発環境を確立するために NetAdvantage を採用。既存機能をカバーできることに加え、以下の点が採用の決め手に。
ソリューション: ソートや検索、フィルター、固定列など高機能かつ柔軟なデータ表現を行う WinGrid を始め、豊富なチャート種類を持つ WinChart、複数列ノードをサポートする WinTree、日付入力などの様々な入力機能を提供するWinEditors を利用。その他、アプリケーションの外観を一元的にスタイリング可能な AppStylist (製品付属のデザインツール)を利用することで以下の項目を実現。
Windows Forms で作成された Skipper Banking 画面
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株式会社エイファス | ||
背景: 営業店担当者によるデリバティブ業務をサポートする「Skipper Biz」の開発を行うにあたり NetAdvantage の採用を検討。最終的に以下の理由により導入に至る。
ソリューション: ASP.NET AJAX 準拠の高パフォーマンスかつ高機能な WebDataGrid や WebTab により高いユーザビリティをアプリケーションに追加し、豊富なチャート種類を持つ WebChart を用いることで複雑なデータを効果的に可視化。標準コントロールに比べ UI が向上し、更には開発工数の削減も併せて実現。
ASP.NET で作成された Skipper Biz 画面
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トッパン・フォームズ株式会社 | ||
背景: 社内利用を主とする Web システムの開発において、.NET 標準コントロールだけではエンドユーザーからの使い勝手に対する高いニーズを満たすことが難しく、また .NET 開発を部内で取り入れたばかりであったこともあり、
以上の理由から NetAdvantage for ASP.NET を導入。 ソリューション: ASP.NET AJAX 準拠の高パフォーマンスかつ高機能な WebDataGrid、WebTab、WebDataMenu や、さまざまな入力制御機能を提供する WebEditors、カレンダーやスピンボタンによる容易な日付け選択を可能とする WebDatePicker を利用。標準コントロールでは実装が困難かつ開発工数が掛かってしまう機能を効率的に実装することで以下の項目を実現。
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株式会社ハンモック | ||
背景: IT 統合管理ソフト「AssetView」シリーズにおいて、よりユーザービリティを強化するため WPF を採用。AssetView PLATINUM としてより UI ・操作性の向上を実現するために NetAdvantage for WPF を活用。 ソリューション: ウィンドウ ドッキングによる自在なレイアウトを可能にする xamDockManager や 高パフォーマンスかつ柔軟なデータ表現を行う xamDataGrid、リボン UI を追加する xamRibbon といった各種コントロールの組み合わせにより、よりリッチな表現・ユーザービリティの向上を効率的に実現。
そのほか NetAdvantage の利用に際して、日本でのサポート体制や問い合わせに対する迅速な対応に魅力を感じている。
WPF で作成された AssetView PLATINUM 画面
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株式会社 東証コンピュータシステム | ||
採用製品:Silverlight
背景: 上場企業の IR 情報を提供する Web サイト「みんなの会社情報」の作成において、今までにない情報ポータルの開発を目指し Silverlight 4 を採用。 ソリューション: 数百万の大量データを高速表示可能であり、ローソク足や OHLC 棒グラフなどの複数の財務系チャートを持つ、NetAdvantage for Silverlight Data Visualization で提供される xamDataChart を活用。滑らかなズーム・スクロール機能を併せ持った UX の高い株価チャートを実現。
Ultimate を使って開発された「みんなの会社情報」株価チャート画面 みんなの会社情報へのアクセスはこちら |
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TDKラムダ株式会社 | ||
採用製品:Silverlight
背景: 社内で蓄積された売り上げデータなどの「見える化」だけでは「見に行かないと見えない」という状況を打開するため、大型スクリーンを用いてデータを「見せる化」するシステムを構築し使用範囲や使用者の拡大を実現。当システムは操作性や表現力に優れた Silverlight で開発、その上でより高い表現力と開発工数削減を目的に NetAdvantage for Silverlight Data Visualization を採用。 ソリューション: Silverlight でのデータ視覚化に特化した NetAdvantage for Silverlight Data Visualization で提供される表現力豊かな xamWebChart コントロールを活用することでデータの「見せる化」を促進。更にはコンポーネントを活用することで、自社にて開発した場合と比べ開発工数の削減、開発コストの削減を実現。 Ultimate を使って開発されたダッシュボード アプリケーション |
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エムオーテックス株式会社 | ||
背景:ネットワーク セキュリティソフト「LanScope Cat」シリーズにおいて、より多くの機能強化と UI ・操作性の向上を実現するために Silverlight を採用。Cat 6 ではレポート機能部分を Silverlight 3 で、また次期製品では全画面をSilverlight 4 にて作成。 現在開発中の次期製品において NetAdvantage for Silverlight を活用。 ソリューション: ソートや検索、フィルター、固定列などがビルトインで提供される xamWebGrid やアニメーションを用いた画面切り替えといった新しい UX を提供する xamWebTileView などの各種コントロールにより、UXの向上・開発工数の大幅削減を実現。
その他、以下の項目が製品選定のポイントに。
Silverlightで作成された LanScopeCat6コンソール画面
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株式会社日立ソリューションズ | ||
背景: 組み込み機器を製造・販売している顧客からの依頼で VB6 アプリケーションから Windows Forms への移行を当初検討するも、検証の結果、より良いパフォーマンスを実現するために WPF を選択。 ソリューション: WPF 標準コントロールでは Multi Document Interface (MDI) が提供されないという問題を解決するために NetAdvantage for WPF で提供される xamDockManager の採用を提案。以下の項目が、新しい技術を採用するにあたっての決め手となった。
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