左からNECソリューションイノベータ株式会社 胡内 延彦 氏、 西 晃伸 氏、 真鍋 卓也 氏
最新のタブレットソリューションで地域金融機関と顧客との結びつきをより強固に
日本において、地方の人口が高齢化するに伴い、多くの金融機関が統廃合や閉店を進めている中、残された住民にとって必要不可欠な銀行サービスへのアクセスが、ますます少なくなってきています。
NECソリューションイノベータ株式会社は金融機関店舗へのアクセスが容易ではなくなっている農家や地方在住者を訪問する渉外担当者向けのタブレットソリューションを構築しました。
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長年、金融機関向けのソリューションを提供してきたNECSIは、地方金融機関向けのタブレットソリューションの開発を検討。これまではPDAをベースとしたシステムを採用してきたが、お客様を訪問する渉外員にとっては既存システムの画面は小さく、UIの使い勝手が良くなかった。また、機器の制約から改善そのものも難しかった。
数か月の検討ののち、このプロジェクトを成功させるためにはUXの向上が重要な要素であることを認識。このためWPFの採用を決定したが、プロジェクトチームメンバーのスキルセットを初期段階で向上させる必要があった。また、様々な画面要件を実現しなければいけなかった。
ソリューション
インフラジスティックスのプラットフォームスペシャリストが同社に赴き、WPFの基礎トレーニングを提供。さらに当時直面していたWPFプログラミングの課題についてライブコーディングで実装例を提示。
さらに Infragistics Ultimate UI for WPF で提供されているエディターコントロールとレポーティング製品を主に使用。エディターでは最大桁数や英数字入力などの制御機能をふんだんに活用。
インフラジスティックスが提供するプライオリティサポートを効率的に活用し、大半の課題について24時間以内に解決策を取得。開発に活かすことができた。
導入の効果
プロジェクトの初期段階における開発プロジェクトチームのスキルセットの向上を実現。
初期トレーニングとUIコンポーネント、サポートサービスを活用することで、予算と期限を超過することなくプロジェクトを完遂した。
今回のプロジェクトのエンドユーザーである地域金融機関の渉外部門からは、PDAからタブレットへの移行に関して、直感性の向上とレイアウトが使いやすくなったとの評価を得ることができ、順調に導入が進んでいる。