Angular List View (リスト ビュー) コンポーネントの概要

    Ignite UI for Angular List コンポーネントは項目の行を表示し、ヘッダー項目を 1 つ以上、さらにリスト項目の検索およびフィルタリングをサポートします。各リスト項目はすべての有効な HTML または Angular コンポーネントをサポートするテンプレートに設定できます。リスト コンポーネントは、組み込みのパンニング機能、空および読み込み状態のテンプレートも提供し、IgxForOf ディレクティブを使用した大きなリストの仮想化をサポートします。

    Angular List の例

    次の例は、name プロパティと phone number プロパティを持つ連絡先が入力されたリストを表しています。IgxList コンポーネントは、IgxAvatarIgxIcon を使用して、ユーザー エクスペリエンスを向上させ、連絡先をお気に入りに追加にアバター写真とさまざまなアイコンを設定する機能を公開します。さらに、リスト ビューは、フィルタリング パイプを使用して実現されたソート機能を公開します。

    Ignite UI for Angular List を使用した作業の開始

    Ignite UI for Angular List View コンポーネントを使用した作業を開始するには、Ignite UI for Angular をインストールする必要があります。既存の Angular アプリケーションで、以下のコマンドを入力します。

    ng add igniteui-angular
    

    Ignite UI for Angular については、「はじめに」トピックをご覧ください。

    次に、app.module.ts ファイルに IgxListModule をインポートします。

    Note

    このコンポーネントは、オプションで HammerModule を利用できます。タッチ操作が正しく動作するために、アプリケーションのルート モジュールにインポートできます。

    // app.module.ts
    
    import { HammerModule } from '@angular/platform-browser';
    import { IgxListModule } from 'igniteui-angular';
    // import { IgxListModule } from '@infragistics/igniteui-angular'; for licensed package
    
    @NgModule({
        ...
        imports: [..., IgxListModule, HammerModule],
        ...
    })
    export class AppModule {}
    

    あるいは、16.0.0 以降、IgxListComponent をスタンドアロンの依存関係としてインポートすることも、IGX_LIST_DIRECTIVES トークンを使用してコンポーネントとそのすべてのサポート コンポーネントおよびディレクティブをインポートすることもできます。

    // home.component.ts
    
    import { HammerModule } from '@angular/platform-browser';
    import { IGX_LIST_DIRECTIVES } from 'igniteui-angular';
    // import { IGX_LIST_DIRECTIVES } from '@infragistics/igniteui-angular'; for licensed package
    
    @Component({
        selector: 'app-home',
        template: `
        <igx-list>
            <igx-list-item isHeader="true">Header</igx-list-item>
            <igx-list-item>Item 1</igx-list-item>
            <igx-list-item>Item 2</igx-list-item>
            <igx-list-item>Item 3</igx-list-item>
        </igx-list>
        `,
        styleUrls: ['home.component.scss'],
        standalone: true,
        imports: [IGX_LIST_DIRECTIVES, HammerModule]
        /* or imports: [IgxListComponent, IgxListItemComponent, HammerModule] */
    })
    export class HomeComponent {}
    

    Ignite UI for Angular List モジュールまたはディレクティブをインポートしたので、igx-list コンポーネントの使用を開始できます。

    Angular List の使用

    連絡先コンポーネントのテンプレートでリストを作成できます。 項目がない場合は、空のリストのデフォルト テンプレートを使用できます。 igxEmptyList ディレクティブを使用して空のリストの外観をカスタマイズするためにカスタム テンプレートを設定できます。この場合、デフォルト テンプレートは使用されません。

    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-list>
        <ng-template igxEmptyList>
            <p class="empty">No contacts! :(</p>
        </ng-template>
    </igx-list>
    

    空のテンプレートのスタイル:

    /* contacts.component.css */
    
    .empty {
        color: rgba(0, 153, 255, 1);
        font-size: 25px;
        font-weight: 600;
        text-shadow: 2px 1px 2px rgba(150, 150, 150, 1);
    }
    

    空のリストは以下のようになります:

    データの読み込みで遅延が発生した場合、リストの isLoading プロパティを true に設定し、デフォルト テンプレートで処理中のデータ読み込み処理についてユーザーに通知できます。igxDataLoading ディレクティブを使用してカスタムの読み込みテンプレートを提供できます。

    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-list>
        <ng-template igxDataLoading>
            <p class="loading">Patience, we are currently loading your data...</p>
        </ng-template>
    </igx-list>
    
    /* contacts.component.css */
    
    .loading {
        color: rgba(255, 153, 0, 1);
        font-size: 25px;
        font-weight: 600;
        text-shadow: 2px 1px 2px rgba(150, 150, 150, 1);
    }
    

    リスト項目の追加

    リストが空の場合にテンプレートは便利ですが、次は項目を追加します。以下のコードを追加すると項目の簡易なリストを作成できます。

    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-list>
        <igx-list-item isHeader="true">Header</igx-list-item>
        <igx-list-item>Item 1</igx-list-item>
        <igx-list-item>Item 2</igx-list-item>
        <igx-list-item>Item 3</igx-list-item>
    </igx-list>
    

    以下は結果です:

    リスト項目にカスタム マークアップおよびスタイルを適用します。たとえば、名前の下に電話番号が表示される連絡先の Angular リストを作成する場合、コンポーネントの typescript ファイルで連絡先のリストを定義します。

    // contacts.component.ts
    ...
    public contacts = [{
        name: "Terrance Orta",
        phone: "770-504-2217"
    }, {
        name: "Richard Mahoney",
        phone: "423-676-2869"
    }, {
        name: "Donna Price",
        phone: "859-496-2817"
    }, {
        name: "Lisa Landers",
        phone: "901-747-3428"
    }, {
        name: "Dorothy H. Spencer",
        phone: "573-394-9254"
    }];
    

    データを描画するマークアップを作成します。 すぐにスタイル設定したい場合は、リスト項目に付属するディレクティブを使用できます。

    以下の例では、それらを使用する方法を示します。

    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-list>
      <igx-list-item isHeader="true">
        Contacts
      </igx-list-item>
      <igx-list-item *ngFor="let contact of contacts">
        <h4 igxListLineTitle>{{ contact.name }}</h4>
        <p igxListLineSubTitle>{{ contact.phone }}</p>
      </igx-list-item>
    </igx-list>
    

    igxListLineTitleigxListLineSubTitle ディレクティブは両方とも、リスト項目にデフォルトの外観を指定します。

    結果は以下のようになります。

    アバターおよびアイコンの追加

    その他のコンポーネントを IgxList と共に使用してエクスペリエンスの向上や機能拡張が可能です。名前や電話番号の値の左に画像のアバターを表示できます。また、連絡先をお気に入りに追加するための星アイコンを右側に追加できます。要素を追加するには、IgxAvatar および IgxIcon モジュールを app.module.ts ファイルにインポートします。

    // app.module.ts
    
    ...
    import {
        IgxListModule,
        IgxAvatarModule,
        IgxIconModule
    } from 'igniteui-angular';
    // import { IgxListModule, IgxAvatarModule, IgxIconModule } from '@infragistics/igniteui-angular'; for licensed package
    
    @NgModule({
        ...
        imports: [..., IgxAvatarModule, IgxIconModule],
    })
    export class AppModule {}
    

    連絡先オブジェクトにアバターの photo ソースおよび連絡先のお気に入り状態を示す isFavorite プロパティを追加します。

    // contacts.component.ts
    
    public contacts = [{
        name: 'Terrance Orta',
        phone: '770-504-2217',
        photo: 'https://randomuser.me/api/portraits/men/27.jpg',
        isFavorite: false
    }, {
        name: 'Richard Mahoney',
        phone: '423-676-2869',
        photo: 'https://randomuser.me/api/portraits/men/1.jpg',
        isFavorite: true
    }, {
        name: 'Donna Price',
        phone: '859-496-2817',
        photo: 'https://randomuser.me/api/portraits/women/50.jpg',
        isFavorite: false
    }, {
        name: 'Lisa Landers',
        phone: '901-747-3428',
        photo: 'https://randomuser.me/api/portraits/women/3.jpg',
        isFavorite: false
    }, {
        name: 'Dorothy H. Spencer',
        phone: '573-394-9254',
        photo: 'https://randomuser.me/api/portraits/women/67.jpg',
        isFavorite: true
    }];
    

    連絡先リストのテンプレートをアバターおよびアイコンを表示するために更新します。リスト ディレクティブを使用してテンプレートを更新できます。

    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-list>
      <igx-list-item isHeader="true">
        Contacts
      </igx-list-item>
      <igx-list-item #item *ngFor="let contact of contacts;">
          <igx-avatar igxListThumbnail [src]="contact.photo" shape="circle"></igx-avatar>
          <h4 igxListLineTitle>{{ contact.name }}</h4>
          <p igxListLineSubTitle class="phone">{{ contact.phone }}</p>
          <span igxListLine>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit. Dicta, laborum.</span>
          <igx-icon igxListAction [color]="contact.isFavorite ? 'orange' : 'lightgray'" (click)="toggleFavorite(item)">star</igx-icon>
      </igx-list-item>
    </igx-list>
    
    • igxListThumbnail は、リスト項目の開始に何らかのメディアを追加する必要がある場合に使用します。このディレクティブは、ターゲット要素 (この場合は igx-avatar) を、デフォルトの位置と間隔を提供するコンテナーにラップします。
    • igxListAction は、スイッチ、ラジオ ボタン、チェックボックスなど、アクションまたはメタデータを持つリスト項目に使用します。この場合、アクションは igx-icon で表示されます。ディレクティブは、正しい位置と間隔のコンテナーでターゲット要素をラップします。
    • igxListLine は、igxListThumbnailigxListAction の間にテキストが必要な場合に使用します。このディレクティブは、テキストの位置、間隔、配置が残りのディレクティブと外観がよくなるようにします。

    次に、連絡先オブジェクトの isFavorite プロパティを切り替えるために IgxIcon コンポーネントでクリック イベントをリッスンします。

    // contacts.component.ts
    
    ...
    toggleFavorite(item: IgxListItem) {
        const contact = this.contacts[item.index - 1];
        contact.isFavorite = !contact.isFavorite;
    }
    

    また、--ig-size カスタム CSS プロパティを使用して、ユーザーがリストのサイズを選択できるようにすることができます。これには、IgxButtonGroupModule をインポートし、IgxButtonGroup を使用してすべてのサイズ値を表示します。このようにして、選択されるたびに、リストのサイズが更新されます。

    // app.module.ts
    ...
    import { IgxButtonGroupModule } from 'igniteui-angular';
    // import { IgxButtonGroupModule } from '@infragistics/igniteui-angular'; for licensed package
    
    @NgModule({
        imports: [..., IgxButtonGroupModule]
    })
    
    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-buttongroup [values]="sizes" (selected)="selectSize($event)"></igx-buttongroup>
    ...
    <igx-list>
        ...
    </igx-list>
    
    // contacts.component.ts
    
    public size = 'large';
    public sizes;
    
    public ngOnInit() {
        this.sizes = [
            { label: 'large', selected: this.size === 'large', togglable: true },
            { label: 'medium', selected: this.size === 'medium', togglable: true },
            { label: 'small', selected: this.size === 'small', togglable: true }
        ];
    }
    
    public selectSize(event: any) {
        this.size = this.sizes[event.index].label;
    }
    
    
    @HostBinding('style.--ig-size')
    protected get sizeStyle() {
        return `var(--ig-size-${this.size})`;
    }
    

    結果は以下のようになります。

    リスト項目パンニング

    連絡先や電話番号の Angular リストなどを作成しましたが、次に連絡先に電話を掛ける機能を追加します。 IgxList はリスト項目パンニングに最適です。 以下の手順に沿って作成します。

    • allowLeftPanningallowRightPanning またはそのいずれかを使用してパンニングを有効にします。
    • 右と左またはそのいずれかのテンプレートを定義します。
    • リスト項目のパンニング イベントを処理して必要なアクションを実行します。

    以下は、右と左両方のパンニングを処理する方法の例です。右パンニングのイベント ハンドラーは、トースト メッセージを表示します。左パンニングのイベント ハンドラーは、IgxList から項目を削除します。

    Note

    リスト項目の削除はアプリケーション タスクであることに注意してください。IgxList にデータソース参照がないため、IgxList は項目をデータソースから削除できません。

    以下は HTML コードです。

    <!-- contacts.component.html -->
    
    <igx-list [allowLeftPanning]="true" [allowRightPanning]="true"
      (leftPan)="leftPanPerformed($event)" (rightPan)="rightPanPerformed($event)">
      <ng-template igxListItemLeftPanning>
        <div class="listItemLeftPanningStyle">
          <igx-icon [color]="white" style="margin-left:10px">delete</igx-icon>Delete
        </div>
      </ng-template>
      <ng-template igxListItemRightPanning>
        <div class="listItemRightPanningStyle">
          <igx-icon [color]="white" style="margin-right:10px">call</igx-icon>Dial
        </div>
      </ng-template>
      <igx-list-item isHeader="true">Contacts</igx-list-item>
      <igx-list-item #item *ngFor="let contact of contacts">
        <igx-avatar igxListThumbnail [src]="contact.photo" shape="circle"></igx-avatar>
        <h4 igxListLineTitle>{{ contact.name }}</h4>
        <p igxListLineSubTitle class="phone">{{ contact.phone }}</p>
        <igx-icon igxListAction [color]="contact.isFavorite ? 'orange' : 'lightgray'" (click)="toggleFavorite(item)">star</igx-icon>
      </igx-list-item>
    </igx-list>
    
    <igx-toast #toast></igx-toast>
    

    上記の例は、CSS スタイルを使用します。

    /* contacts.component.css */
    
    igx-icon {
        cursor: pointer;
        user-select: none;
    }
    
    .listItemLeftPanningStyle {
        display: flex;
        flex-direction: row-reverse;
        background-color:orange;
        color: white;
        width: 100%;
        padding-right: 10px;
        align-items: center;
    }
    
    .listItemRightPanningStyle {
        display: flex;
        flex-direction: row;
        background-color:limegreen;
        color: white;
        width: 100%;
        padding-left: 10px;
        align-items: center;
    }
    

    最後にパンニング イベントを処理するタイプスクリプト コードを使用します。

    // contacts.component.ts
    
    ...
    @ViewChild('toast')
    public toast: IgxToastComponent;
    
    public rightPanPerformed(args) {
      args.keepItem = true;
      this.toast.message = 'Dialing ' + this.contacts[args.item.index - 1].name;
      this.toast.open();
    }
    
    public leftPanPerformed(args) {
      args.keepItem = false;
      setTimeout((idx = args.item.index - 1) => {
        this.toast.message = 'Contact ' + this.contacts[idx].name + ' removed.';
        this.toast.open();
        this.contacts.splice(idx, 1);
      }, 500);
    }
    
    ...
    
    Note

    リスト項目のパンニング時にパンニング イベントが発生するために達する必要のあるしきい値があります。IgxList panEndTriggeringThreshold プロパティを使用するしきい値を変更できます。このプロパティのデフォルトは 0.5 でリスト項目幅の 50% を意味します。

    次にリスト項目をパンニングします。

    Angular フィルター リスト

    リストで連絡先を名前によって検索する機能を追加します。これはフィルタリング パイプを使用して実装できます。

    Angular コンポーネント テンプレートの上側に入力フィールドを追加し、コンポーネントの searchContact プロパティにバインドします:

    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-input-group type="search" class="search">
        <igx-prefix>
            <igx-icon>search</igx-icon>
        </igx-prefix>
        <input #search igxInput placeholder="Search Contacts" [(ngModel)]="searchContact">
        <igx-suffix *ngIf="search.value.length > 0" (click)="searchContact = null">
            <igx-icon>clear</igx-icon>
        </igx-suffix>
    </igx-input-group>
    

    IgxFilterModule および IgxInputGroupModule を app.module.ts ファイルにインポートし、IgxFilterOptions を連絡先コンポーネントにインポートします。

    // app.module.ts
    ...
    import { IgxFilterModule, IgxInputGroupModule } from 'igniteui-angular';
    // import { IgxFilterModule, IgxInputGroupModule } from '@infragistics/igniteui-angular'; for licensed package
    
    @NgModule({
        imports: [..., IgxFilterModule, IgxInputGroupModule]
    })
    
    // contacts.component.ts
    ...
    import { IgxFilterOptions } from 'igniteui-angular';
    // import { IgxFilterOptions } from '@infragistics/igniteui-angular'; for licensed package
    
    @Component({...})
    export class ContactListComponent {
        public searchContact: string;
        ...
        get filterContacts(): IgxFilterOptions {
            const fo = new IgxFilterOptions();
            fo.key = 'name';
            fo.inputValue = this.searchContact;
            return fo;
        }
    }
    

    IgxFilterOptions をインポートした後、searchContact プロパティの更新でパイプによって使用されるフィルタリング オプションを返すゲッター メソッドを登録します。フィルターが機能するために連絡先オブジェクトのフィルター key を登録します。この場合、各連絡先の name です。IgxFilterOptions オブジェクトで登録する 2 番目のプロパティは連絡先の名前を比較する値です。連絡先リストの上の入力フィールドにバインドした searchContact プロパティです。

    フィルタリング パイプを連絡先のデータに適用します。テンプレートで以下のコードを追加します:

    <!--contacts.component.html-->
    
    <igx-list-item *ngFor="let contact of contacts | igxFilter: filterContacts; let i = index">
        ...
    </igx-list-item>
    

    リスト項目の選択

    リスト項目は選択状態を提供しません。しかし、アプリケーションで選択された項目を追跡する必要がある場合、どのようにしてそれを実現できるかの例を示します。必要なのは、コンポーネントのどこか、またはリストがバインドされているデータの中で、状態を追跡することです。

    以下は、リストにバインドされているデータの状態追跡に基づいて、テーマのセカンダリ 500 カラーをリストの背景色に適用する例です。

    selected プロパティを各データ メンバーに追加します。デフォルトは false です。リスト項目がクリックされたら、データ コレクション内のすべての selected プロパティをリセットしたあと、クリックされた項目に対応するデータの selected プロパティを true に設定します。選択したロパティに基づいて、選択されたときの背景を定義している css クラスをリスト項目に適用します。

    <igx-list>
        <igx-list-item isHeader="true">Contacts</igx-list-item>
        <igx-list-item [ngClass]="contact.selected ? 'selected' : ''"
                        (click)="selectItem(contact)"
                        *ngFor="let contact of contacts | igxFilter: filterContacts;">
            <igx-avatar igxListThumbnail [src]="contact.photo" shape="circle"></igx-avatar>
            <span igxListLineTitle>{{ contact.name }}</span>
            <span igxListLineSubTitle>{{ contact.phone }}</span>
            <igx-icon igxListAction [style.color]="contact.isFavorite ? 'orange' : 'lightgray'" (click)="toggleFavorite(contact, $event)">star</igx-icon>
        </igx-list-item>
    </igx-list>
    
    public selectItem(item) {
        if (!item.selected) {
            this.contacts.forEach(c => c.selected = false);
            item.selected = true;
        }
    }
    
    .selected {
        background-color: hsla(var(--igx-secondary-500))
    }
    

    Chat コンポーネント

    以下のサンプルは、IgxList を使用して作成したシンプルなチャットです。

    List コンポーネントにテーマの適用

    以下は、リストの背景を変更する方法を説明します。まず、index.scss をコンポーネントの .scss ファイルにインポートします。

    @use "igniteui-angular/theming" as *;
    
    // 重要: Ignite UI for Angular 13 より前のバージョンは、次を使用してください。
    // @import '~igniteui-angular/lib/core/styles/themes/index';
    

    次に、コンポーネントのテーマを作成します。

    :host ::ng-deep {
        $my-list-theme: list-theme(
            $background: #0568ab
        );
    
        @include list($my-list-theme);
    }
    

    以下は上記コードの結果です。

    Note

    コンポーネントの .scss ファイルにコンポーネントテーマを作成する場合、表示のカプセル化を渡すために ::ng-deep を使用する必要があります。そうでない場合、新しいテーマが動作しません。詳細は、コンポーネント テーマ トピックを参照してください。

    リスト コンポーネントに変更できるパラメーターの完全なリストについては、IgxListComponent スタイルを参照してください。

    API リファレンス

    この記事では Angular List コンポーネントについて説明しました。アバターおよびアイコンの Ignite UI for Angular コンポーネントを使用して連絡先項目のリストを作成し、カスタム項目レイアウトを作成してスタイル設定、更にリスト フィルタリングを追加しました。以下は、List コンポーネントのその他の API です。

    使用したその他の Angular コンポーネント:

    テーマの依存関係

    その他のリソース

    コミュニティに参加して新しいアイデアをご提案ください。