Web Components Button (ボタン) の概要

    Web Components Button コンポーネントを使用すると、Web Components アプリでアクションをトリガーするクリック可能な要素を有効にできます。ボタンのバリアントの設定方法、ラップされた要素のスタイルの構成方法、およびサイズの定義方法を完全に制御できます。Button コンポーネントは、Web Components Button OnClick イベント、Web Components ボタンの切り替え、Web Components ボタンの無効化などを通じて柔軟性を提供します。

    Web Components Button の例

    使用方法

    まず、次のコマンドを実行して Ignite UI for Web Components をインストールする必要があります。

    npm install igniteui-webcomponents
    

    次に、以下のように、IgcButtonComponent とそれに必要な CSS をインポートし、そのモジュールを登録する必要があります:

    import { defineComponents, IgcButtonComponent } from "igniteui-webcomponents";
    import 'igniteui-webcomponents/themes/light/bootstrap.css';
    
    defineComponents(IgcButtonComponent);
    

    Ignite UI for Web Components の完全な概要については、作業の開始トピックを参照してください。

    IgcButtonComponent の使用を開始する最も簡単な方法は次のとおりです:

    <igc-button>Click me</igc-button>
    

    Prefix / Suffix

    IgcButtonComponent コンポーネントの prefix スロットと suffix スロットを使用すると、ボタンのメイン コンテンツの前後に異なるコンテンツを追加できます。

    <igc-button type="button" variant="contained">
        <span slot="prefix">+</span>Click me<span slot="suffix">-</span>
    </igc-button>
    

    タイプ

    href 属性が設定されている場合、ボタン コンポーネントはその内部構造を <button> から <a> タイプの要素に変更します。その場合、ボタンは通常のリンクと考えることができます。href 属性を設定すると、reltarget および download 属性も設定できます。 ボタン コンポーネントが実際の <button> 要素を内部で使用する場合、プロパティを次のいずれかの値に設定することで、その Type を指定できます。

    • Submit - フォーム データを送信する場合
    • reset - フォーム データを初期値にリセットする場合
    • button - ウェブページのどこかにカスタム機能を備えたボタンを追加する場合

    Button のバリアント

    Contained ボタン

    variant を使用して、コンポーネント テンプレートにシンプルな contained ボタンを追加します。バリアントを設定しない場合、デフォルトでは contained に設定されることに注意してください。

    <igc-button variant="contained">Contained</igc-button>
    

    Outlined ボタン

    outlined ボタンを作成するために必要なのは、variant プロパティの値を変更することだけです。

    <igc-button variant="outlined">Outlined</igc-button>
    

    Flat ボタン

    同様に、flat バリアントに切り替えることができます。

    <igc-button variant="flat">Flat</igc-button>
    

    Floating Action ボタン

    variant プロパティを fab に設定することで、フローティング アクション ボタンを作成できます。

    <igc-button variant="fab">Fab</igc-button>
    

    ボタンのサイズ設定

    ユーザーは、CSS 変数 --ig-size を使用して button コンポーネントのサイズを変更できます。次の例では、すべてのサイズ値を表示するためのラジオ ボタンをいくつか追加します。このようにして、選択されるたびにボタンの size プロパティを変更します。

    import { defineComponents, IgcButtonComponent, IgcRadioComponent, IgcRadioGroupComponent } from 'igniteui-webcomponents';
    defineComponents(IgcButtonComponent, IgcRadioComponent, IgcRadioGroupComponent);
    
    <igc-radio-group id="radio-group" alignment="horizontal">
        <igc-radio name="size" value="small" label-position="after">Small</igc-radio>
        <igc-radio name="size" value="medium" label-position="after" checked>Medium</igc-radio>
        <igc-radio name="size" value="large" label-position="after">Large</igc-radio>
    </igc-radio-group>
    
    this.radioGroup = document.getElementById('radio-group') as IgcRadioGroupComponent;
    this.outlinedButton = document.getElementById('outlined-btn') as IgcButtonComponent;
    this.flatButton = document.getElementById('flat-btn') as IgcButtonComponent;
    this.containedButton = document.getElementById('contained-btn') as IgcButtonComponent;
    this.fabButton = document.getElementById('fab-btn') as IgcButtonComponent;
    
    this.radioGroup.addEventListener('click', (radio: any) => {
        this.outlinedButton.style.setProperty('--ig-size', `var(--ig-size-${radio.target.value})`);
        this.flatButton.style.setProperty('--ig-size', `var(--ig-size-${radio.target.value})`);
        this.containedButton.style.setProperty('--ig-size', `var(--ig-size-${radio.target.value})`);
        this.fabButton.style.setProperty('--ig-size', `var(--ig-size-${radio.target.value})`);
    }); 
    

    上記のコードを実装した結果は、次のようになります:

    ダウンロード

    download プロパティを設定すると、リンクされた URL に移動する代わりに、保存するように求められます。

    <igc-button
        href=""
        variant="contained"
        download="url_to_content"
        target="_blank">
        Download
    </igc-button>
    

    スタイル設定

    ボタン コンポーネントは、ラッピング要素 (<button> または <a>) のスタイルを設定できる base CSS パーツを公開します。

    igc-button::part(base) {
        background-color: #e99221;
        color: #011627;
        padding: 18px;
    }
    

    API リファレンス

    その他のリソース