このトピックでは、Ultimate UI for WPF 2014 Volume 2 リリースで導入された新しいコントロールと機能の概要について説明します。
以下の表は、Ultimate UI for WPF 2014 Volume 2 の新機能の概要を示します。詳細については、概要表の後をご覧ください。
Infragistics Excel Engine の Workbook
クラスと Worksheet
クラスは、プロパティへのバインドを容易にするために、INotifyPropertyChanged
インターフェイスを実装しています。
Infragistics Excel Engine は、セル、列、行を追加、削除するメソッドをサポートします。
Infragistics Excel Engine は、 xamSpreadsheet コントロールで使用した場合、元に戻す / やり直し操作をサポートします。
Infragistics ThemeManager の主な目的は、1 行のコードを使用して、指定されたテーマをアプリケーションまたはコントロールに簡単に適用する方法を提供することです。
Field/FieldLayout DataContext
プロパティは、MVVM のバインドを容易にします。
新しい FieldBinding
マークアップ拡張子は、Field、FieldSettings、FieldLayout および FieldLayoutSettings の MVVM プロパティへのバインドを容易にします。
新しい CellBindings
コレクション プロパティは、関連付けられたデータ項目から公開されたプロパティへのセル設定のバインドを容易にします。
新しい特定のエディター フィールドは、特定のデータ型を処理するための特定のエディターを簡単に指定する手段となります。
以下のエディター フィールドがあります。
チェックボックス フィールド
コンボ ボックス フィールド
通貨フィールド
日付 / 時刻フィールド
マスクされたテキスト フィールド
数値フィールド
テキスト フィールド
テンプレート フィールドは、 xamDataPresenter コントロールで、表示モードおよび編集モード用のカスタム データ テンプレートを指定する機能を提供します。
BindingType
プロパティを Unbound
に設定することで、すべてのフィールド
を非バインド フィールドとして構成できるようになりました。
以下の新しいプロパティが、Field
オブジェクトに追加されました。IsReadOnly
、IsEnabledInAddRecord
、IsEnabled
およびセル
またはフィールド
用の IsTabStop
プロパティ。
xamDataTree コントロールで項目の現在の状態を決定するために基本データ モデルのブール値プロパティを使用して、選択済み/未選択のデータ項目を構成します。このデータ モデル プロパティ名は新しい IsSelectedMemberPath
プロパティによって設定されます。
xamDiagram コントロール (WPF 2014 Volume 1 リリースの CTP としてリリース) を使用すると、高度なダイアグラム作成ツールに求められる機能をすべて備えた独自のダイアグラム作成ソリューションを作成できます。xamDiagram には、簡単なフローチャート、アクティビティ図から複雑な LinqToSQL 関係図まで、あらゆる図を描く際に必要なすべての機能と、データ バインドおよび MVVM のサポート機能が搭載されています。
xamPropertyGrid コントロールでは、単一のオブジェクトまたは複数のオブジェクトを簡単に編集できます。以下のスクリーンショットは、カテゴリによりグループ化された多数のオブジェクトのプロパティを表示 / 編集する際の xamPropertyGrid を示しています。
xamSpreadsheet コントロールでは、 Infragistics Excel Engine でサポートされるデータ モデルによって表されるスプレッドシートを表示、編集できます。
以下のスクリーンショットは、複数のスプレッドシート データを表示する xamSpreadsheet コントロールを示します。