バージョン

フィールド カスタマイズの保存

xamDataGrid™ コントロールまたは xamDataPresenter™ コントロールを使用して、エンドユーザーはランタイムにフィールドの移動、並べ替え、およびグループ化ができます。xamDataCarousel™ コントロールは、フィールドヘッダーを表示しないので、エンドユーザーにフィールドのグループ化だけを許可します。幸運にも、 DataPresenterBase クラスは、エンドユーザーのフィールドカスタマイズを保存するために使用できるオーバーロードされた SaveCustomizations メソッドを公開します。

XML 文字列としてフィールド カスタマイズを取得するために、パラメーターなしで SaveCustomizations メソッドを呼び出すことができます。xamDataGrid のデフォルト フィールド レイアウトを復元する機能を実装したい場合、この機能は役立ちます。アプリケーションのデフォルト レイアウトを Stream オブジェクトに記述する代わりに、アプリケーションが起動時に文字列としてデフォルト フィールド レイアウトを保存することができます。エンドユーザーがデフォルト レイアウトを復元したい場合、 LoadCustomizations メソッドに XML 文字列を渡すことができます。

SaveCustomizations メソッドを呼び出す場合、XML データにはフィールドについて以下の情報が含まれます。

  • グループ化設定

  • 並べ替えの方向

  • フィールドの位置

  • フィールドの幅

以下のコード例は、フィールド カスタマイズを保存する方法を示します。コード例は xamDataGrid コントロールのインスタンスを使用しますが、xamDataPresenter コントロールまたは xamDataCarousel コントロールを使用できます。

Visual Basic の場合:

Imports System.IO
...
Using fs As New FileStream("xamDataGridLayout1.xml", FileMode.Create, FileAccess.Write)
    Me.xamDataGrid1.SaveCustomizations(fs)
End Using
...

C# の場合:

using System.IO;
...
using (FileStream fs = new FileStream("xamDataGridLayout1.xml", FileMode.Create, FileAccess.Write))
{
    this.xamDataGrid1.SaveCustomizations(fs);
}
...