
このセクションは、 IGGridView™ コントロールの使用に関する概要を提供します。 このコントロールが実行することや、コントロールを使った共通タスクの実現方法の手順などの、様々な情報が含まれています。
以下のリンクをクリックして、 IGGridView コントロールについての情報を参照できます。
グリッド ビューは単一または複数列のビューで、行とセルを垂直方向または水平方向にスクロールすることができます。グリッドの各項目で構成されるセルは、 IGGridViewCellBase オブジェクトです。これらのオブジェクトは、各セルレベルまたは行レベルで挿入、削除、または並べ替えが可能な特定の行と列を表します。
グリッド ビューは、独自の行を持つゼロ以上のセクションから構成されます。セクションはグリッドビュー内のインデックス番号で識別されます。行はセクション内のインデックス番号によって識別されます。また、列は行内のインデックスによって識別されます。セクションはオプションでセクションヘッダーを使用できます。セクションフッターを使用することも可能です。
グリッド ビューは、2 つのスタイル IGGridViewStyleDefault および IGGridViewStyleSingleCellPaging を持つことができます。 IGGridView インスタンスを使用する場合、グリッドスタイルを指定する必要があります。このスタイルは変更できません。スタイルが設定されていない場合、デフォルトのスタイルを使用します。デフォルトのスタイルでは、セルと行のサイズがその列幅と行の高さになり、セクションはヘッダーとフッターを表示できます。単一セルページングスタイルは、グリッドビューポイントのサイズに一致する単一セルを表示します。このスタイルのタイプは、アプリケーションで一度に 1 項目のみ表示する場合に便利です。
IGGridView の多くのメソッドは、 IGRowPath または IGCellPath オブジェクトを取得します。 IGRowPath を作成するために pathForRow:inSection:
静的メソッドを使用できます。また、 IGCellPath を作成するために cellPathForRow:inSection:inColumn:
静的メソッドを使用できます。
IGGridView オブジェクトは、データ ソースとデリゲートとして動作するオブジェクトが必要です。通常これらのオブジェクトはアプリケーション デリゲートです。データ ソースは、 IGGridViewDataSource プロトコルに適応、デリゲートは IGGridViewDelegate プロトコルに適応させる必要があります。データソースは、テーブルを構成するためにグリッドビューが必要な情報を提供し、テーブルの行やセルの挿入、削除、並べ替えでデータ モデルを管理します。デリゲートは、グリッドに使用されるセルを提供し、選択などの他のタスクを実行します。セルの作成とデータ管理を簡素化する IGGridViewDataSourceHelper オブジェクトを利用して開発工数を削減できます。データ ソース ヘルパーは、 IGGridViewSingleRowSingleFieldDataSourceHelper や IGGridViewSingleFieldMultiColumnDataSourceHelper などの実装方法があり、列として各行を処理するなど、リニア データを異なる方法で表示できます。
IGGridView は、表示列のみでセルをキャシュします。ただし、行、ヘッダー、およびフッターの高さはグリッド全体でキャッシュします。 IGGridViewCellBase から派生することによってカスタム セルを作成できます。
IGGridView は、 IGGridView のインスタンスを作成する場合または新しいデータベースを割り当てる場合に、新しいインスタンスreloadData
のみを呼び出します。グリッド ビューの再読み込みは、現在の選択を含む現在の状態をクリアします。グリッド ビューで表示されている現在のデータを更新しながら状態を保持したい場合、updateData
を呼び出すことができます。
ショートカット バーを表示するには、データソースはメソッド (sectionIndexTitlesForGridView: gridView:
sectionForSectionIndexTitle:atIndex:
) を実装する必要があります。ショートカット バーの外観は、プロパティ(shortcutBarColumnBackgroundView
, shortcutBarColumnWidth
および shorcutBarColor
)を使用してカスタマイズできます。
Facebook などのアプリケーションに似た更新メカニズムのためにプルダウンを実装するには、デリゲートが updateRequestedInGridView:
メソッドを実装する必要があります。更新の完了後、グリッドビューで finishedUpdating
を呼び出します。プルダウンの高さを制御するには、グリッド ビューの pullDownRowHeight
プロパティを設定します。プルダウン ビューで表示されるコンテンツをカスタマイズするには、データソースで pullDownCellForGridView:
メソッドを実装します。
このトピックでは、 IGGridView コントロールの前提条件であるグリッド フレームワーク ファイルを Xcode プロジェクトに追加する前提要件を説明します。
このトピックでは、 IGGridView のインスタンスを作成してデータを表示する方法を紹介します。
このグループのトピックは、 IGGridView コントロールの編集、構成、およびサポート機能の使用方法について説明します。
IGGridView のプロパティおよびメソッドを使用すると、データにバインドし、ユーザー操作に基づいてデータを変更できます。このトピックは、データの接続の概念的な情報とコード スニペットへのリンクを含みます。
このトピックでは、 IGGridView コントロールのサポートされるテーマの概要を提供します。