バージョン

SetUpperConstraintFormula(String,String) メソッド

セル値を検証するために使用する上限制約数式を取得します。
シンタックス
public void SetUpperConstraintFormula( 
   string upperConstraintFormula,
   string address
)

パラメータ

upperConstraintFormula
ルールで使用する上限制約数式。
address
相対参照の基準となるセルまたは領域のアドレスか、ワークシートの左上のセルを使用する場合は null。
例外
例外解説
System.ArgumentNullExceptionupperConstraintFormula が null でルールが現在 Worksheet に適用されている場合に発生します。
System.ArgumentExceptionupperConstraintFormulaArrayFormula の場合に発生します。
System.ArgumentExceptionaddress が有効なセル アドレスまたは領域アドレスでない場合に発生します。
System.ArgumentNullException指定した値が null でルールが現在 Worksheet に適用されている場合に発生します。
FormulaParseExceptionupperConstraintFormula が有効な数式でない場合に発生します。
System.ArgumentException 指定した値が =5 などの定数に等しく、定数値が上限制約値よりも大きい場合に発生します。 上限制約数式が定数に等しくない場合、この検証は実行されません。
解説

セル値を上限制約数式の値と比較する方法は、ValidationOperator および ValueConstraintDataValidationRule.ValidationCriteria で決定されます。

ルールの ValidationCriteria に応じて、セル値自体またはセル値に相当するテキストの長さが上限制約数式の値と比較されます。

ValidationOperator が Between の場合、値は下限制約に等しいかそれよりも大きく、上限制約に等しいかそれよりも小さい必要があります。ValidationOperator が NotBetween の場合、値は下限制約よりも小さいか上限制約よりも大きい必要があります。

渡されたアドレスは、数式中で相対アドレスを使用する場合にのみ必要です。データの入力規則ルールがセルまたは領域に適用されている場合、各個別のセルで使用されている数式内の参照は、渡された address に対するセルのオフセットによってシフトされます。たとえば、指定された式が =B1 で指定されたアドレスが A1 の場合を考えます。データの入力規則ルールが A5 セルに適用されている場合、使用される数式は =B5 になります。ただし、数式中の参照が =$B$1 のように絶対参照の場合、指定したアドレスにかかわらず同じ数式が適用されます。

address は、ワークシート上の任意の有効なセルまたは領域参照です。領域アドレスが指定された場合、左上のセルまたは領域が使用されます。指定されたセルまたは領域には、データの入力規則ルールが適用されている必要はありません。すべての参照が許可されます。

データの入力規則ルールがブック内のワークシートに適用されていない限り、address を解析するセル参照モードは A1 であると仮定されます。データの入力規則ルールがブック内のワークシートに適用されている場合は、Workbook.CellReferenceMode が使用されます。

参照