このトピックは、コード例を示して、トレンドラインを XamDataChart コントロールで使用する方法を説明します。
トピックは以下のとおりです。
トレンドラインの表示
トレンドライン スタイル
XamDataChart コントロールにおいて、トレンドラインはその ItemsSource プロパティを通して Series にバインドするデータのトレンドを識別するのに役立つラインです。
図 1 – Data Chart のトレンドラインの実装例
シリーズの大半のタイプはチャート コントロールのトレンドラインをプロットでき、それらのシリーズは次の表にリストされています。
表 1 – トレンドラインをサポートするシリーズ
Data Chart は Series オブジェクトの TrendLineType プロパティを通して次のタイプのトレンドラインをサポートします。
表 2 – トレンドラインのシリーズ
トレンドラインの全プロパティは "TrendLine" 文字列で始まり、各 Series オブジェクトによって提供されます。
表 3 – トレンドライン プロパティ
このセクションでは財務物価シリーズとのみ使用されるトレンドラインを使用するコード例を提供します。しかし、FinancialPriceSeries オブジェクトを他のシリーズのタイプに換えることでトレンドラインをサポートする他のシリーズにも同じロジックが適用できます。
このコードは財務物価シリーズの重み付けされた移動平均トレンドラインをその TrendLineType プロパティを使用して表示する方法を説明します。このプロパティに異なる TrendLineType 列挙値を割り当てると、シリーズに表示されるトレンドラインが変化します。
C# の場合:
// トレンドラインをもつ財務物価シリーズを作成
var series = new FinancialPriceSeries();
// ...
series.TrendLineType = TrendLineType.WeightedAverage;
series.TrendLinePeriod = 10;
// シリーズをチャートに追加
DataChart.Series.Add(series);
図 2 – Chart コントロールの移動平均近似曲線のある財務物価シリーズ。
このコードはトレンドラインのスタイルの設定方法を説明します。
C# の場合:
// 財務物価シリーズを作成し、そのトレンドラインをスタイル
var series = new FinancialPriceSeries();
// ...
series.TrendLineBrush = new SolidColorBrush(Colors.Orange);
series.TrendLineThickness = 5.0;
// シリーズをチャートに追加
DataChart.Series.Add(series);
図 3 – Data Chart のスタイル設定されたトレンドラインをもつ財務物価シリーズ