シンプルなテキスト エディターが必要である場合、TextEditor ツールが適切なツールです。TextEditor ツールは Infragistics.Windows.Editors.XamTextEditor クラスから派生するので、xamTextEditor が提供するすべての機能を取得できます。
TextEditor ツールは IRibbonTool インターフェイスも実装します。これは、高度な xamRibbon™ 機能を容易にするためのクローンおよびバインド機能を追加します。ユーザー独自のカスタム xamRibbon ツールを作成していなければ、IRibbonTool インターフェイスについての心配は不要です。
TextEditorTool クラスは、xamRibbon でテキストエディターを容易に管理する上で役立つ複数の追加プロパティを公開します。TextEditorTool は、プロパティが設定されているかどうか、またはテキスト エディターが特定の状態にあるかどうかの確認を手助けするために複数の 'Has' および 'Is' プロパティを公開します。xamRibbon で TextEditor ツール (または他のツール) を設定する手助けをする標準プロパティには以下が含まれます。
Caption - このテキストは、現在の SizingMode プロパティ値に関係なく TextEditor ツールの隣りに常に表示されます。
Id - 異なる複数の場所 (つまり、リボン グループとクイック アクセス ツールバーに同時に) に配置された時にツールを関連付けるために xamRibbon が使用する識別文字列。Id は不要ですが、ランタイムに ツールにアクセスする手助けとなります。
KeyTip - 各ツールには、それに関連付けられた キーチップがあります (メイン メニュー ニーモニックに似ている)。明示的にキーチップを提供しなければ、ユーザーに代わって xamRibbon が内部的に選択します。
LargeImage - 通常は 32 x 32 ピクセルの画像です。ツールの SizingMode が ImageAndTextLarge に設定される場合にこの画像が表示されます。
SizingMode - このプロパティは読み取り専用で、ツールが関連付けられたリボン グループで現在どのようにサイズ設定されているかを返します。ツールのサイズを設定したい場合、RibbonGroup の MinimumSize および/または MaximumSize 添付プロパティを設定できます。
SmallImage - 通常は 16 x 16 ピクセルの画像です。ツールの SizingMode が ImageAndTextNormal または ImageOnly に設定される場合にこの画像が表示されます。
xamRibbon ツールすべては同じオブジェクトから派生および実装するので、ツールの各機能は非常に似ています。以下のトピックはすべての xamRibbon ツールに適用されます。