Quick Access Toolbar (QAT) は、エンド ユーザーがランタイムに頻繁に使用されるツールを追加できるカスタマイズ可能なツールバーです。通常、エンド ユーザーは RibbonGroup に、またはアプリケーション メニューにツールを配置してからでなければ、QAT に追加できません。ただし、QAT のクイック カスタマイズ メニューにより重要なツールを追加することによって検索プロセスを軽減できます。クイック カスタマイズ メニューは、QAT 位置オプションおよび一般的に使用されるツール (共通ツールとも呼ばれる) のリストを表示する QAT のドロップダウン メニューです。エンドユーザーは、クイック カスタマイズ メニューの共通ツールのセクションのツールをクリックするだけで、QAT にツールを追加または削除できます。
エンド ユーザーはクイック カスタマイズ メニューの共通ツール リストにツールを追加できなくなります。その代わりに、エンド ユーザーが QAT に追加できる共通ツールのリストの定義を担当するのは開発者です。クイック カスタマイズ メニューで共通ツールのリストを作成することは、リボンツール上のひとつのプロパティを伴う単純なプロセスです。共通ツール リストにリボン ツールを表示するには、リボン ツールの IsQatCommonTool プロパティを True に設定します。IsQatCommonTool を False に設定することでリストから共通ツールを削除することもできます。ひとつの注意点は、共通ツール リストそして最終的には QAT へのユーザー操作をサポートするリボン ツールだけを追加できることです。