このトピックでは、 xamPivotGrid™/ xamPivotDataSelector™ コントロールの Microsoft® Excel® スタイル フィルタリングを有効にする方法を説明します。
このトピックを理解するためには、以下のトピックを理解しておく必要があります。
xamPivotGrid コントロールの Excel スタイル フィルタリングとデータ セレクターが有効な時、ユーザーはメジャー値と行および列階層からのメンバーのキャプションに対してカスタムのフィルター条件を追加できます。
デフォルトで、 xamPivotGrid の Excel スタイル フィルタリングは有効ではありません。したがって、 EnableAdvancedFiltering プロパティを True に設定することによって明示的に有効にする必要があります。このプロパティは、 xamPivotGrid と XamPivotDataSelector の両方に使用できます。
以下の表では、目的の構成をプロパティ設定にマップしています。
Excel スタイル フィルタリングを使用する時に留意すべき点がいくつかあります。
Excel スタイル フィルタリングを有効にするために、ピボット グリッド/データ セレクターの DataSource プロパティとして設定されたデータ ソースは ISupportFilters インターフェイスを実装する必要があります。現在このインターフェイスは XmlaDataSource に実装されています。
EnableAdvancedFiltering のデフォルト値は False
です。
項目がピボット グリッドまたはデータ セレクターの列、行、フィルター、またはメジャーに追加される前に、EnableAdvancedFiltering
プロパティを設定する必要があります。コード (XAML ではなく) でプロパティを設定したいが、列、行などに初期の項目がある場合、ピボット グリッドが初期化される前に設定する必要があります。たとえば、コードでプロパティを設定するのに適した場所は Page/UserControl のコンストラクターで、ここではピボット グリッドまたはデータ セレクターが使用されます。このプロパティの設定は、InitializeComponent
が呼び出された後でなければなりません。(
)
ランタイムに EnableAdvancedFiltering
プロパティの値を変更しても、グリッドまたはデータ セレクターで既存の UI フィルタリング コントロールを変更しません。ただし、その後で行、列、フィルター、メジャーに追加されるすべての階層は Excel スタイル フィルタリングをサポートし、EnableAdvancedFiltering
に設定された値に基づきません。