バージョン

xamInput コントロールの代わりに xamEditor コントロールを使用してください。xamInput は数年内に廃止する予定のため、新しい機能の追加はありません。xamInput のサポートおよび重要なバグ修正は廃止時まで提供されます。コードベースの xamEditor への移動に関する質問は、サポートまでお問い合わせてください。

ValueInput クラスの概要

ValueInput クラスは、その他のすべての (xamInputs ) が生成される抽象基本クラスです。ValueInput クラスはすべての xamInputs に共通する機能の大部分を実装します。継承の階層の詳細については、 API の概要 を参照してください。

ValueInput クラスのプロパティ チャート

以下の表は、ValueInput クラスの重要なプロパティの一部を説明しています。

プロパティ

タイプ

説明

デフォルト値

Type

ValueType プロパティは、入力によって表示/編集される値のタイプを指定します。ValueInput は、ユーザー入力が確実にこのタイプであるようにします。これは入力されたデータを自動的に解析し、このタイプのオブジェクトに変換します。入力されたデータが正しいフォーマットでない場合、値の入力はそれを拒否し、InvalidValueBehavior プロパティ設定に基づいて適切なアクションを取ります。

null

Object

Value プロパティは、入力コントロールによって表示/編集される値を取得または設定します。これは、ValueType プロパティによって指定されたタイプのオブジェクトを返します。たとえば、xamMaskedinput™ の ValueType を DateTime に設定した場合には、Value プロパティは DateTime オブジェクトを返します。上記のように、xamMaskedInput はユーザーが入力したデータを自動的に DateTime オブジェクトに変換します。

null

ValueConstraint プロパティによって、ユーザーが xamInputs に入力できる値の制約を指定することができます。指定できる制約には、最小値、最大値、正規表現、nullable、最大長などがあります。使用される xamInput は、これらの制約に照らし合わせてユーザー入力を検証し、入力が制約を満たさない場合には、入力した値は無効と見なされます。

null

bool

ValueInput の IsValueValid プロパティは、現在の入力が有効かどうかを示します。入力が無効な場合、入力コントロールは、ユーザーがコントロールを終了しようとするときに、InvalidValueBehavior プロパティの設定に基づいてアクションを取ります。

True

InvalidValueBehavior プロパティは、ユーザーが無効な値を入力してから xamInput を終了しようとするときに取るべきアクションを指定します。ValueInput の ValueType への入力を適切に解析できない、または ValueConstraint によって指定された値の制約が満たされない時には、コントロールはユーザー入力を無効と見なします。デフォルト値では、入力した値が無効であることを示すメッセージをユーザーに表示します。

DisplayErrorMessageAndRevertValue

IValueConverter

このプロパティによって、Value および Text プロパティ間で変換するためのカスタム ロジックを指定することができます。これは、値からテキストに、またテキスト (ユーザー入力) から値の、両方向の変換に使用されます。たとえば、xamMaskedInput の ValueType が DateTime に設定されている場合、ValueToTextConverter プロパティを使用して、DateTime オブジェクトをテキストに変換して編集モード中に表示したり、またユーザー入力を DateTime オブジェクトに戻したりします。xamInput コントロールが提供するデフォルトの変換ロジックでは十分なため、通常、このコンバーターを指定する必要はありません。ただし、特別なニーズがある場合は、カスタムの変換を実装することができます。ValueToTextConverter ページで例を参照してください。

none

IValueConverter

このプロパティは TextInputBase クラスによって実装されますが、ValueToTextConverter プロパティに似ているためここで説明されています。主な違いは、ValueToDisplayTextConverter は表示モードでのみ使用されることです。そのため、値からテキストへの変換用にのみ使用されます。2 つの異なるコンバータ (ひとつは編集モード用、もうひとつは表示モード用) を使用する理由は、異なるフォーマットで値を表示したり、異なるフォーマットで値を編集できるようにするためです。たとえば、DateTime の場合、日付表示を長い日付 (たとえば January 01, 2007) として表示することができます。また、エンドユーザーが編集モードで値を修正するときは、より簡単に編集するために同じ値を 01/01/07 で表示させたい場合があります。ユーザーが短い日付フォーマットの日付を修正して入力コントロールを終了した後、ValueToDisplayTextConverter プロパティを使用して長い日付フォーマットで新しい日付が自動的に表示されます。例については、 ValueToTextConverter のページを参照してください。

none

関連トピック

以下は、その他の役立つトピックです。