バージョン

レポートの印刷またはエクスポート

レポートを作成した後で、 Report オブジェクトの Print または Export メソッドを呼び出すことで、それぞれ、レポートを印刷またはエクスポートできます。xamDataPresenter™、xamDataGrid™、または、xamDataCarousel™ を印刷またはエクスポートする場合、WPF レポーティングエンジンはコントロールのコンテンツを自動的に改ページして表形式で印刷します。

印刷とページング

単一のページに収まらない複数のコントロールを印刷またはエクスポートしたい場合には、以下の 3 つのオプションがあります。

  • IEmbeddedVisualPaginator インターフェイス - このインターフェイスを実装するクラスを作成し、参照を EmbeddedVisualReportSection オブジェクトのコンストラクターに渡します。

  • IEmbeddedVisualPaginatorFactory インターフェイス - このインターフェイスをカスタム コントロールに実装すると、EmbeddedVisualReportSection オブジェクトでコントロールのページング実装を使用できます。

  • 拡大縮小 - ReportSetting オブジェクトの HorizontalPaginationMode プロパティを Scale に設定することで、コンテンツが単一ページに収まるように水平方向に拡大縮小できます。ただし、ページの下部をはみ出すコンテンツは印刷またはエクスポートされません。

以下のコード例は、レポートを印刷またはエクスポートする方法を示します。このコード例は、report1 という名前の Report オブジェクトをすでに持っていることを前提とします。

Visual Basic の場合:

report1.Print()
' 次の行のコメントを解除すると、レポートを印刷する代わりにエクスポートできます:
'report1.Export(OutputFormat.XPS, "c:\\Report1.xps")

C# の場合:

report1.Print();
// 次の行のコメントを解除すると、レポートを印刷する代わりにエクスポートできます:
//report.Export(OutputFormat.XPS, "c:\\Report1.xps");