Ultimate UI for WPF 2012 Volume 1 リリースには、WPF コントロールをこれまで以上に活用することを可能にする多数の強力な新しい機能とコントロールを含んでいます。
以下の表に、Ultimate UI for WPF 2012 Volume 1 の新機能の概要を示します。追加の詳細は、以下の概要表の後に提供します。
今回のリリースでは、すべてのコントロールに適用可能な新しいテーマ、Metro を導入します。このテーマは、白、グレー、黒を使用し、強調表示/アクセント カラーとしてシアンを使用します。これはタッチ環境のために特に作成されたテーマであるため、コントロールにより大きなタッチ領域ができて使いやすくなります。
12.1 リリースより、Ultimate UI for WPF コントロールはタッチ ジェスチャをサポートしています。次のトピックでは、タッチ ジェスチャーのサポート、タッチ環境でのコントロールの使用およびコントロールを使用する間に受ける制限を説明します。
xamGeographicMap コントロールによって、ビュー モデルからの地理的位置を含むデータを表示したり、地理的画像地図でシェイプ ファイルから読み込まれた地理的データを表示できます。
図 5: 複数の地理的シリーズがある xamGeographicMap
関連トピック:
スパークライン列タイプでは、xamSparkline™ コントロールを挿入することによって、グリッド セルにスパークライン チャートを表示できます。
MultiColumnCombo 列は、ドロップダウン リストで複数列を表示する列タイプです。これによってユーザーは、事前設定された項目のドロップダウン リストから値を選択することによって、xamGrid コントロールのセル値を編集できます。
DateTimeColumn は、 xamDateTimeInput™ コントロールを使用して xamGrid コントロールに日付を表示します。SelectedDateMask プロパティを特定のマスクに設定することによって、日付の書式を決定できます。
コピー/貼り付けのヘルパー メソッドは、以下のような機能を提供します。
xamGrid コントロールでのデータの貼り付け
Microsoft Office Excel 文書または xamGrid コントロールに貼り付けることができる、有効な長方形セルの選択を検証
xamGrid コントロールでのデータの貼り付け中にエラーが発生した場合のエラー処理
暗黙的データ テンプレートは、特定のデータ タイプに適用されます。x:Key プロパティの代わりに、DataType プロパティがデータ テンプレートに設定されます。この機能は Silverlight 5 で導入され、Windows Presentation Foundation でも利用可能です。
xamGrid カスタム フィルター ダイアログは、列のフィルタリング ロジックを作成して編集するエンド ユーザー インターフェイスを提供します。
xamDataChart は、 PointSeries と呼ばれる他のタイプのシリーズを提供しています。これは、それらを識別する小さい形状のアイコンを使用して、マーカーまたはポイントとしてデータ ポイントを表示することを意図しています。
以下は、 xamDataChart によるビューでの複数の PointSeries のプレビューです。
xamDataChart では、チャート コンテンツの概要は xamOverviewPlusDetailPane コントロールによって表されます。このコントロールは、サポートされるシリーズのすべてのタイプおよびナビゲーション機能のプレビューを提供します。
以下に示すのは、 xamDataChart の概要ペインの PointSeries の FinancialPriceSeries のプレビューです。
xamPieChart に追加された最近の機能拡張は、OlapAxis と呼ばれる新しい軸タイプです。これは、PieChart を使用した OLAP データの視覚化に役立ちます。
高度なフィルタリング機能により、xamPivotGrid の値のフィルタリングが可能になり、合計、カウント、またはパーセントによる上値と下値のフィルターが可能です。
この機能は、何らかの計算式でメジャーを作成し、計算メジャーとしてそれを別の列で表す方法を提供します。計算メジャーは、計算における定義されたメジャーの結果を表します。
xamPivotGrid™ コントロールでは、データ セルとヘッダー セルにカスタム DataTemplates を指定できます。セルの階層やレベルなどに基づいて、さまざまなセルにさまざまなテンプレートを指定できます。
データ ソースを xamPivotDataSelector™ に割り当てる場合、データ ソースのすべての項目 (Measures、Dimensions、Hierarchies など) が自動的にメタデータ ツリーに追加されます。動的なメタデータ ツリー機能を使用すると、既定で組み込む項目を正確に指定し、それらの項目を展開するかどうか指定できます。
このリリース時点で、フィルター ドロップダウンおよびデータ選択ウィザードのメタデータ ツリーで xamTree ではなく xamDataTree コントロールを使用します。xamDataTree は仮想化を使用してその項目を表示するため、xamPivotGrid のパフォーマンスとユーザー エクスペリエンスが著しく強化されています。その他のメリットとして、より簡単にデータ選択ウィザードのスタイルを変更できるようになりました。