バージョン

2017 Volume 2 の新機能

概要

このトピックでは、Ultimate UI for WPF 2017 Volume 2 リリースで導入された新しいコントロールと機能の概要について説明します。主な機能は以下にリストされ、次のセクションは詳細を説明します。

  • 新しいコントロール - xamShapeChart (RTM)

  • 新しいコントロール - xamScatterChart (CTP)

  • 新しい散布シリーズ - xamDataChart

  • 新しい TimeXAxis - xamDataChart

  • 新しいテーマ - Royal Light テーマ

コントロールのデータ プレゼンター ファミリ

セル テンプレートのエディター テンプレートで使用される SimpleTextBlockFormattedText の代わりに GlyphRun を使用します。セルのテキスト描画でパフォーマンスを向上します。詳細については、パフォーマンスの最適化の概要 (xamDataPresenter) トピックを参照してください。


xamShapeChart (RTM)

XamShapeChart は軽量で高パフォーマンスなチャートです。このチャートは、散布 X/Y ポイントまたは 2 つ以上の数値データ列を持つデータ項目を表示するように構成できます。チャートも Polygon または Polyline 可視化としてシェープファイルのデータをプロットできます。X/Y プロパティを持つ Point オブジェクトのリストのリストを使用すると、任意のカスタム図形をプロットできます。

XamShapeChart コントロールはスマートなデータ アダプターを使用してバインドされるデータを解析して描画する適切なビジュアライゼーションを選択します。たとえば、ChartType プロパティが Auto に設定され、データ セットに XY、および Radius と呼ばれる 3 つの数値データ列を含む場合にバブル チャートがプロットされます。3D 数値列が Radius の代わりに Value の場合、サーフェイスの各ピクセルに割り当てられた数値を持つ X および Y 座標の三角測量を使用して色付きのサーフェイスを描画します。ただし、以下の値に ChartType プロパティを設定すると、XamShapeChart が使用するチャート タイプを指定できます: AreaBubbleContourHighDensityPointLineSplinePolygon、または Polyline。詳細については、XamShapeChart を使用した作業の開始トピックを参照してください。

シェープ チャートの可視化

また、図形チャートは、FixedCostVariableCostSalesRevenue、および SalesUnits データ列を持つデータ項目が 1 つあれば損益分岐点データを描画できます。以下の画面は、損益分岐点データにバインドされる図形チャート コントロールを表示します。詳細については、XamShapeChart で損益分岐点データのバインド トピックを参照してください。

ShapeChart の損益分岐点

xamScatterChart (CTP)

xamScatterChart も軽量で高パフォーマンスなチャートで、簡易な API があります。XamShapeChart コントロールは Polygon または Polyline などの複雑な可視化をサポートしません。X/Y データをコレクションまたはコレクションのコレクションとして表示するための簡易な可視機能 (AreaBubbleContourHighDensityPointLine、および Spline) がサポートされます。

scatterchart_overview_whats_new.png

xamDataChart 機能

新しい散布シリーズ

XamDataChart コントロールに 4 つの新しい散布シリーズ型を追加しました。以下の画像はこのシリーズのプレビューを表示します。以下の表はシリーズの説明および詳細なトピックへのリンクを提供します。

Scatter Series

シリーズ タイプ 説明

ScatterAreaSeries

散布エリア シリーズは各ポイントに割り当てられた数値を使って、X および Y データの三角形分割に基づいて、色付きのサーフェスを描画します。このシリーズはヒート マップ、磁場の強さ、またはオフィスの Wi-Fi の強さを描画する場合などに便利です。

ScatterContourSeries

散布等高線シリーズは各ポイントに割り当てられた数値を使って、X および Y データの三角形分割に基づいて、色付きの等高線を描画します。 このシリーズは、等高線マップ、磁場の強さの変更、または ScatterAreaSeries の上にオーバーレイを描画するために便利です。

ScatterPolygonSeries

散布多角形シリーズは多角形を使用してデータを表示するビジュアル要素です。このシリーズのタイプは任意の図形を描画できます。Point オブジェクトの ListList にバインドするか、ShapefileConverter を使用してポリゴンを持つシェープ ファイルを読み込みます。

ScatterPolylineSeries

散布ポリライン シリーズはポリラインを使用してデータを表示するシリーズです。この散布シリーズのタイプは、ネットワーク グラフまたは散布データ ポイントの間に複数の接続などの切断された折れ線の描画が必要な場合に使用されます。このシリーズは ScatterPolygonSeries と同じデータ要件があり、シェープ ファイルからデータを描画できます。

新しい TimeXAxis

このリリースでは、TimeXAxis を XamDataChart に追加しました。この軸はデフォルトで、ユーザーのズームによって動的に変更されるラベル書式設定を自動的にデータに適用します。また、軸ブレークを構成すると、範囲内の日付を除外できます。たとえば、週末、またはその他の必須ではない日付の範囲を非表示できます。軸は、デフォルトのラベル書式設定スキーマをオーバーライドして表示される日付範囲でラベルの構成をカスタマイズできます。詳細については、時間 X 軸の使用トピックを参照してください。

時間 X 軸

Royal Light テーマ

Royal Light テーマは、UX を向上する統一性のあるシンプルな暗い色のテーマです。新しい視覚状態を追加しました。

 
含まれる色:
含まれる色

 
xamDataGrid
xamDataGrid

 
xamSpreadsheet
xamSpreadsheet

 
xamRibbon
xamRibon