バージョン

タッチ ジェスチャのサポート

トピックの概要

目的

このトピックは、XAML コントロールのタッチ ジェスチャのサポート、タッチ環境でのコントロールの使用およびコントロールを使用する間に受ける制限を説明します。

本トピックの内容

このトピックには次のセクションがあります。

タッチ ジェスチャのサポート

12.1 リリースから始まったことですが、Ultimate UI for WPF コントロールはタッチ ジェスチャをサポートしています。コントロールをタッチ環境で簡単に操作できるように、タッチターゲットをより大きくする、タッチバッファーを非表示にするなど、タッチジェスチャをサポートするためにコントロールに多くの改善を行いました。また、コントロールを指でより簡単に操作できるようにするために、特別に作成した Metro テーマを適用できます。

サポートされるジェスチャ

ジェスチャ 説明 アクティビティ

タップ

画面を 1 度軽く触れます。

  • ボタンをクリックします。

  • 項目を選択します。

  • リストのセルを選択します。

  • グリッドを選択します。

長押し

長い時間画面に触れて、インジケーターが表示したら放します。

  • コンテキスト情報/コンテキスト メニューを表示します。

  • その他の機能が適用されない場合には、タップ アクションとして機能します。

ダブル タップ

短時間画面に 2 度触れます。

以下のいずれかとして機能します:

  • マウス ダブル クリック

  • 拡大

  • 開く

  • 編集

パンニング

画面に触れて、接触を保ったまますぐに指を動かします。

  • 領域をスクロールします (スクロール可能な領域の場合)

  • 要素を移動します (要素上の場合)

  • サイズ変更 (ウィンドウ、ダイアログまたはその他のサイズ変更な要素)

画面に触れて、短時間 (1 秒未満) 静止し、接触を保ったまま指を動かします。

  • 要素を移動します (要素上の場合)

  • サイズ変更 (ウィンドウ、ダイアログまたはその他のサイズ変更な要素)

  • 領域をスクロールします (スクロール可能な領域の場合)

フリック

画面に触れてすばやく動かします。

スクロール可能なコンテンツの内部スクロールに使用されます。

サポートされないジェスチャ

ジェスチャ 説明

ホバー

タッチ環境の性質のために、要素上でホバーを実行することができません。このためコンテキスト情報 (ツールチップのような) は、アプリケーションのユーザー インターフェイスに基づいて、その他の技法を使用して表示する必要があります。

Note

注: IsTouchSupportEnabled プロパティを false に設定して、「パン」および「フリック」ジェスチャを無効にできます。この IsTouchSupportEnabled プロパティは、以下のコントロールで使用できます。

関連コンテンツ

トピック

以下のトピックでは、このトピックに関連する情報を提供しています。

トピック 目的

XAML コントロールの Metro テーマについて説明します。