バージョン

2017 Volume 2 の重大な変更

重大な変更の概要

以下の表は、Ultimate UI for WPF 2017 Volume 2 新機能の概要を示します。問題の詳細な説明は、概要表の後に記載されています。

xamDataChart

WindowResponse のデフォルト値の変更

WindowResponse のデフォルトの値を Deferred から Immediate に変更しました。つまり、パンとズーム操作はユーザーがこの操作でポインター位置を変更するとただちに実行されます。以前の Deferred 動作は、ユーザーが移動完了したときにビューを更新しました。

xamDataPresenter

UI オートメーション ピアの仮想化

セルの UI オートメーション ピアが仮想化されました。つまり、描画されているセルのピアのみを取得できます。UI オートメーションに依存関係のある自動テストが失敗する可能性があります。以前の動作に戻すには、静的な DataPresenterBaseAutomationPeer.ProcessCellsInViewOnly プロパティを false に設定します。

SimpleTextBlock で GlyphRun が FormattedText の代わりに使用されます。

セル テンプレートのエディター テンプレートで使用される SimpleTextBlock は、セルのテキストを表示するために FormattedText の代わりに GlyphRun を使用します。セルの描画でパフォーマンスを向上しますが、合字などの高度な機能はサポートされません。以前の動作に戻るには、データ プレゼンター コントロールまたは祖先要素で継承された SimpleTextBlock.GlyphRunMode 添付プロパティを Never に設定します。注: GlyphRunMode 列挙体は、表示されているテキストに基づいて GlyphRun または FormattedText を使用するオプションも提供します。

xamDoughnutChart

IsSurfaceInteractionDisabled プロパティ型の変更

IsSurfaceInteractionDisabled は null 許容型ブール値でしたが、ジェネリック ブール値に変更されました (bool? → bool)。xamPieChartIsSurfaceInteractionDisabled プロパティと同様になります。プロパティを RingSeries で設定する場合、xamDoughnutChart で設定されるプロパティより優先されます。

xamGauge

xamGauge コントロールの削除

2017 Volume 2 リリースより InfragisticsWPF.Controls.Charts.XamGauge アセンブリが利用できなくなります。以下のコントロールが削除されます。

  • xamLinearGauge

  • xamRadialGauge

  • xamSegmentedDisplay

Note
注:

削除された xamLinearGauge および xamRadialGauge コントロールは xamGauge ファミリのコントロールのゲージです。このゲージの新バージョンを含む InfragisticsWPF.Controls.Gauges アセンブリは引き続き 2017 Volume 2 に含まれます。このゲージの新バージョンの詳細については、xamLinearGauge および xamRadialGauge のヘルプを参照してください。

xamGeographicMap/xamMap

CloudMade サポートの終了

XamGeographicMap および XamMap コントロールは CloudMade 画像およびタイル ソースを使用していましたが、CloudMade による画像およびタイル ソースの提供が終了しました。そのため、XamGeographicMap および XamMap コントロールの CloudMade のサポートも終了となります。

以下の表は、廃止されたクラス、影響されるコントロール、および廃止されたクラスを含むアセンブリを示します。

コントロール 廃止されたクラス アセンブリ

XamGeographicMap

CloudMadeMapImagery

InfragisticsWPF.Controls.Maps.XamGeographicMap

XamMap

CloudMadeTileSource

InfragisticsWPF.DataVisualization

移動したクラス

XamDataChart コントロールで新しい散布シリーズをサポートし、XamShapeChart コントロールでシェープファイルの読み込みをサポートするために InfragisticsWPF.Controls.Maps.XamGeographicMap アセンブリからクラスを移動しました。以下の表は、すべての移動されたクラスを示します。

コントロール 移動したクラス 新しいアセンブリ

名前空間のすべてのクラス
Infragistics.Controls.Charts

InfragisticsWPF.Controls.Charts.XamDataChart

AdvancedScatterSeriesRule
AdvancedSubCollectionsRule

InfragisticsWPF.Controls.Charts.XamDataChart

ShapefileConverter
ShapefileRecord
ShapefileRecordFields
ShapeType
StyleVisibilityConverter
ItfConverter
XBaseDataType
XBaseField

InfragisticsWPF.DataVisualization

xamGrid

初期表示される列を描画前に測定

コントロールは、デフォルトでビューにある列のみを描画します。ビューの範囲外の列は、ビューに入ったとき (水平にスクロール時) に描画されます。MinimumNumberOfColumnsRendered プロパティを使用してこの動作を制御できます。デフォルト値は 0 です。ビューにある列のみが描画されます。ただし、仮想化の代わりに前測定する列数を示す値を設定できます。 このプロパティを高い値に設定すると、パフォーマンスが低下することに注意してください。

xamRadialGauge

イベント ハンドラーの名前変更

AlignLabel イベント ハンドラーのスペルミスを修正しました。以前の名前は AlignRadialGaugeLabelHangler ですが、新しい名前は AlignRadialGaugeLabelHandler になります。