ほとんどの Windows Forms アプリケーションには何らかのメイン メニューが含まれます。このメイン メニューには、ファイル、編集、表示などの項目を含むことができます。マウスで実際にポイントしてクリックすることなくメニューからエンド ユーザーが項目を選択するために、ニーモニックを使用することができます。リボンには本来はメイン メニューがありません。リボンには、代わりにアプリケーション メニュー、クイック アクセス ツールバー、および複数のタブがあります。キーボードを使用してこれらの項目を使用するため、KeyTips はニーモニックを置き換えるために導入されました。
KeyTips はニーモニックと同じ方法で機能します。Alt キーを押すと、 Application Menu、 Quick Access Toolbar、およびタブの KeyTips が表示します。KeyTip タブをクリックすると、すべての現在表示されている KeyTips が消えて、その特定のタブ内の KeyTips が表示します。アプリケーション メニュー KeyTips は同じ方法で機能します。アプリケーション メニュー の KeyTip を入力すると、すべての現在表示されている KeyTips は消えて、アプリケーション メニューが表示し、アプリケーション メニューのすべての項目は KeyTips を表示します。
KeyTips の設定はひとつのプロパティに関係します。KeyTip をリボンのタグまたはグループに設定するには、RibbonTab または RibbonGroup オブジェクトの KeyTip プロパティを設定します。ツール用に KeyTip を設定するには、そのツールの SharedProps オブジェクトの TeyTip プロパティを設定します。
デフォルトでは、リボンは KeyTips を常に生成します。Office 2007 UI の互換性が有効である限り、AutoGenerateKeyTips プロパティは無視されます。したがって、リボンに KeyTip を自動的に生成させたくない場合は、手動で KeyTip プロパティをリボンの各項目に設定する必要があります。
以下のコードは、アプリケーション メニューに KeyTip、2 つのリボン タブ、およびひとつのタブ内に 2 つのツール を設定します。
Visual Basic の場合:
' アプリケーション メニューの KeyTip を設定します。 Me.UltraToolbarsManager1.Ribbon.ApplicationMenu.KeyTip = "F" ' タブ KeyTips を設定します。 Me.UltraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs(0).KeyTip = "H" Me.UltraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs(1).KeyTip = "R" ' いくつかのツール KeyTips を設定します。 Me.UltraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs(0).Groups(0).Tools(0).SharedProps.KeyTip = "FT" Me.UltraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs(0).Groups(0).Tools(1).SharedProps.KeyTip = "FS"
C# の場合:
// アプリケーション メニューの KeyTip を設定します。 this.ultraToolbarsManager1.Ribbon.ApplicationMenu.KeyTip = "F"; // タブ KeyTips を設定します。 this.ultraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs[0].KeyTip = "H"; this.ultraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs[1].KeyTip = "R"; // いくつかのツール KeyTips を設定します。 this.ultraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs[0].Groups[0].Tools[0].SharedProps.KeyTip = "FT"; this.ultraToolbarsManager1.Ribbon.Tabs[0].Groups[0].Tools[1].SharedProps.KeyTip = "FS";