WinGrid は、GroupBy ビューによる直感的かつパワフルなデータ整理方法をサポートしています。GroupBy ビューを使用すれば、ユーザーは迅速にレコードのカスタム グループを作成し、作業の対象となるレコードのみに的を絞ったカスタマイズされた「ミニデータセット」を利用することができます。
GroupBy モードは Microsoft Outlook のコンセプトに類似しており、機能も同様です。GroupBy モードが有効になっているグリッドは、各バンドに GroupByBox という領域があります。ユーザーは列のヘッダをこの領域にドラッグすれば、カスタム グループを作成できます。GroupByBox に列を追加すると、その列はビューでは非表示となり(これはデフォルトで、この動作はオーバーライドできます)、バンドの各行は UltraGridGroupByRows の外観によってグループに分割されます。GroupByRows には、データのグループ分けに使用されている列に含まれる情報が表示されます。GroupByRows はグループを構成する行を拡張および縮小するメカニズムを提供します。
GroupBy モードは、エレメントの UltraGridLayout のViewStyleBand プロパティ(DisplayLayout プロパティを通してアクセスできます)を設定すれば有効化できます。
次のスナップショットは、Groupby ビューの備わった WinGrid を表示しています。データはルート バンド内で Country 次いで City によって、また子バンド内で EmployeeID によってグループ化されます。