これまで、WinGrid には Appearance クラスに属する UltraGridGroupByRow の Image プロパティを設定してグループ行に画像を表示する機能がありました。現在、この機能は実装され、WinGrid によって自動的に表示されるようになっています。行が列によってグループ化されると、WinGrid は自動的に各グループ行の Appearance オブジェクトの Image にグループ内の最初のセルの画像を設定します。
この機能を有効にするプロパティは公開しませんでした。この機能は自動的に有効になります。以前の動作に戻すには、InitializeGroupByRow イベント内で e.Row.Appearance.Image に Null を設定します。このイベント内で、Image プロパティに別の画像を設定すれば、グループ行に表示される画像をオーバーライドすることもできます。
なお、行が列によってグループ化されているとき、単一のグループ行のグループ列セルには複数の画像を含めることができます。たとえば、ある列に国の最初の文字で行をグループ化するカスタム GroupByEvaluator(UltraGridColumn の GroupByEvaluator プロパティを介して設定可能)設定がなされている場合、Argentina と Australiaは同じ "A" グループ行に入ることになります(どちらの国も文字 A で始まり、グループ化がセル値の最初の文字でなされるからです)。このケースでは、2 つのセルは異なるフラグ画像を持つことになります。このような場合、WinGrid は最初のセルから画像を取り出し、グループ行内に表示します。