バージョン

BeforeRowRegionSize イベント

ColScrollRegionオブジェクトのサイズが変更される前に発生します。
シンタックス
'宣言
 
Public Event BeforeRowRegionSize As BeforeRowRegionSizeEventHandler
public event BeforeRowRegionSizeEventHandler BeforeRowRegionSize
イベント データ

イベント ハンドラが、このイベントに関連するデータを含む、BeforeRowRegionSizeEventArgs 型の引数を受け取りました。次の BeforeRowRegionSizeEventArgs プロパティには、このイベントの固有の情報が記載されます。

プロパティ解説
Cancel System.ComponentModel.CancelEventArgsから継承されます。 
Region1 分割バーを中心とした上側の行スクロール領域を返します。
Region2 分割バーを中心とした下側の行スクロール領域を返します。
解説

region1 引数は、プロパティを設定でき、サイズ設定される最も上の RowScrollRegion でメソッドを呼び出す RowScrollRegion オブジェクトへの参照を返します。この参照を使用して、返される rowscrollregion のプロパティまたはメソッドにアクセスできます。ただし、この rowscrollregion の Height プロパティは、このイベント プロシージャー内では読み取り専用です。

region2 引数は、プロパティを設定でき、サイズ設定される最も下の RowScrollRegion でメソッドを呼び出す RowScrollRegion オブジェクトへの参照を返します。この参照を使用して、返される rowscrollregion のプロパティまたはメソッドにアクセスできます。ただし、この rowscrollregion の Height プロパティは、このイベント プロシージャー内では読み取り専用です。

cancel 引数を使用して、rowscrollregions がサイズの変更されないようにプログラミングできます。一定の条件が満たされない限り、ユーザーが rowscrollregions をサイズ変更することができないようにすることが可能です。rowscrollregion の分割バーをユーザーが実際に移動することを防止するため、その SizingMode プロパティを 0 (SizingModeFixed) に設定します。

このイベントは、ユーザーによる操作、またはプログラム操作で rowscrollregion がサイズ設定される前に生成されます。rowscrollregion は、Height プロパティを設定してプログラムでサイズ設定できます。rowscrollregions は垂直方向のスクロール領域であるので、すべての rowscrollregions の幅は常に同一です。ただし、このイベント プロシージャーでサイズ変更される rowscrollregion の Height プロパティを設定しようとすると、エラーが発生します。

BeforeRowRegionSplitイベントは、rowscrollregion が 2 つに分割される前に発生します。

提供された cancel を True に設定しなければ、このイベントの後に AfterRowRegionSize イベント (rowscrollregion がサイズの変更されたに発生するイベント) が発生します。

使用例
Imports Infragistics.Shared
Imports Infragistics.Win
Imports Infragistics.Win.UltraWinGrid

  Private Sub UltraGrid1_BeforeRowRegionSplit(ByVal sender As Object, ByVal e As Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeRowRegionSplitEventArgs) Handles ultraGrid1.BeforeRowRegionSplit

      ' 新しいスクロール領域はが 50 ピクセルより小さい場合、
      ' UltraGrid が分割された領域へスクロールしないようにイベントをキャンセルします
      If e.NewRowScrollRegion.Height < 50 Then
          e.Cancel = True

          ' 行のスクロール領域を分割すると、50 ピクセルより小さくなる場合も
          ' キャンセルします
      ElseIf e.OriginalRowScrollRegion.Height - e.NewRowScrollRegion.Height < 50 Then
          e.Cancel = True
      End If

      If e.Cancel Then
          MessageBox.Show("You cannot split a row scroll region smaller than 50 pixels.")
      End If

  End Sub

  Private Sub UltraGrid1_BeforeRowRegionSize(ByVal sender As Object, ByVal e As Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeRowRegionSizeEventArgs) Handles ultraGrid1.BeforeRowRegionSize

      ' 影響されるスクロール領域が 50 ピクセルより小さくなるサイズ変更がある場合、
      ' サイズ変更をキャンセルします			
      If e.Region1.Height < 50 Or e.Region2.Height < 50 Then
          e.Cancel = True
          MessageBox.Show("You cannot resize a row scroll region smaller than 50 pixels.")
      End If

  End Sub
using Infragistics.Shared;
using Infragistics.Win;
using Infragistics.Win.UltraWinGrid;
using System.Diagnostics;

private void ultraGrid1_BeforeRowRegionSplit(object sender, Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeRowRegionSplitEventArgs e)
{

	// 新しいスクロール領域はが 50 ピクセルより小さい場合、
	// UltraGrid が分割された領域へスクロールしないようにイベントをキャンセルします
	if ( e.NewRowScrollRegion.Height < 50 )
		e.Cancel = true;

	// 行のスクロール領域を分割すると、50 ピクセルより小さくなる場合も
	// キャンセルします
	else if ( e.OriginalRowScrollRegion.Height - e.NewRowScrollRegion.Height < 50 )
		e.Cancel = true;

	if ( e.Cancel )
	{
		MessageBox.Show( "You cannot split a row scroll region smaller than 50 pixels." );
	}

}

private void ultraGrid1_BeforeRowRegionSize(object sender, Infragistics.Win.UltraWinGrid.BeforeRowRegionSizeEventArgs e)
{

	// 影響されるスクロール領域が 50 ピクセルより小さくなるサイズ変更がある場合、
	// サイズ変更をキャンセルします			
	if ( e.Region1.Height < 50 || e.Region2.Height < 50 )
	{
		e.Cancel = true;

		MessageBox.Show( "You cannot resize a row scroll region smaller than 50 pixels." );
	}

}
参照