バージョン

AutoCompleteMode プロパティ

編集部分で入力されたテキストのオート コンプリート モードを取得または設定します。
シンタックス
'宣言
 
Public Property AutoCompleteMode As Infragistics.Win.AutoCompleteMode
public Infragistics.Win.AutoCompleteMode AutoCompleteMode {get; set;}
解説

注: このプロパティは現在廃止されている AutoComplete プロパティを置き換えます。AutoCompleteMode プロパティを 'Append' に設定することは AutoComplete を True に設定することと機能的に等しいです。

AutoCompleteMode プロパティが追加される前は、値の自動補完は現在廃止されている AutoComplete プロパティの形式でサポートされていました。入力した文字でテキストが始まるリストで見つかった最初の項目のテキストに一致するように、このプロパティが有効の時には、エンドユーザーによって入力された文字列に文字を追加することによってコントロールのテキストを修正しました。たとえば、テキストが "Apple" の項目を含むリストがあり、エンドユーザーが文字列 "Ap" を入力すると編集部分は更新されて残りの文字列 "ple" を含みます。これによって入力した文字列に一致する最初の項目のテキスト "Apple" が選択された状態になります。AutoCompleteMode を 'Append' に設定することによって同じ機能が有効になっています。入力を続行することによってこれらの文字が削除されるように追加された文字が選択されます。

AutoCompleteMode プロパティは、値補完のための 2 つの追加モード、'Suggest' と 'SuggestAppend' を拡張します。プロパティが 'Suggest' に設定されると、編集部分に文字は一切追加されず、ドロップダウンが自動的に表示されて、エンドユーザーが入力した文字列でテキストが始まる項目のみを示します。たとえば、"Apple"、"Application" および "Apprehend" を含むリストが提供されており、文字 "A" を入力すると、ドロップダウン リストが表示され、すべてのこれらの項目を示します。さらに文字を入力するとリストは継続してフィルターされ、テキストが入力された文字列と一致しないエントリを排除します。たとえば、入力を続行して編集部分に "Appl" が含まれると、"Apprehend" 項目はリストから削除されます。入力された文字列に文字 "l" があることによりその項目が排除されるからです。

'SuggestAppend' 設定は基本的に 'Append' と 'Suggest' の設定によって拡張された機能を結合します。ドロップダウン リストが自動的に表示され、必要に応じてフィルタリングされます。テキストが編集部分に追加され最初の項目に一致する入力されたテキストを一致するテキストで補完します。

'Suggest' モードまたは 'SuggestAppend' モードを使用すると、項目がエンドユーザーによって明示的に選択される時、つまり Enter キーが押されるまたは項目がクリックされた時に限り SelectionChanged イベントと SelectionChangeCommitted イベントが発生します。これは 'Append' 設定と対照的です。'Append' 設定では、項目が明示的に選択される時にも (部分的に一致を補完するテキストが追加されると) これらのイベントが発生します。

コントロールが "suggest" モードの時、つまりプロパティが 'Suggest' または 'SuggestAppend' に設定されると、MRU (Most Recently Used) 機能は中断されます。これは、これらのモードではドロップダウンにフィルターされた項目のみを含む必要があるためです。

参照