バージョン

WebDataGrid 複数列ヘッダーの構成

目的

このトピックでは、WebDataGrid™ .における複数列ヘッダーのセットアップ方法を示します。

このトピックの構成

このトピックには次のセクションがあります。

複数列ヘッダーの構成の概要

  • コントロールの構成チャート

複数列ヘッダーの構成

  • 複数列ヘッダーの詳細

  • 複数列ヘッダーのプロパティ設定値

  • 例: 複数列ヘッダーの構成

  • 複数列ヘッダーのプロパティ リファレンス

関連トピック

前提条件

まず以下のトピックを読む必要があります。

複数列ヘッダーの構成の概要

コントロールの構成チャート

下の表は、ユーザーが制御できる WebDataGrid コントロールの動作をリストしたものです。

構成可能な動作 構成の詳細 構成プロパティ

複数列ヘッダー

複数列ヘッダーは、GroupField オブジェクトを元にしてその GroupField の列コレクションに他の列を追加していくという形で作成します。

  • GroupField

複数列ヘッダーの構成

複数列ヘッダーの詳細

複数レベルのヘッダーを作成する必要のある場合や、ヘッダーを複数のカテゴリーにグループ分けする必要のある場合には、複数列ヘッダーを有効にすると、こうしたことが可能になります。GroupField オブジェクトは、その列コレクションに他の列を入れることのできるフィールドです。GroupField オブジェクトの列コレクションに他の列を入れると、その列の上に GroupField のヘッダーが表示されます。グリッドのサイズ変更/並べ替え/選択/フィルター処理/移動の各動作は、この新しいレイアウトのニーズに合わせてデザインしなおされています。

WebDataGrid MultiHeader 01.png

複数列ヘッダーのプロパティ設定値

以下の表は、プロパティ設定の推奨構成をマップしています。プロパティの設定画面はClipboard コレクションから呼び出します。

以下を行うために…​ 使用するプロパティ 設定値

複数列ヘッダーを構成します

列オブジェクトのコレクション

例: 複数列ヘッダーの構成

はじめに

この例では、実際に ASP.NET ページのマークアップで複数列ヘッダーを定義することによって複数列ヘッダーを備えた Infragistics Grid を構成する手順を示します。

プレビュー

以下は最終結果のプレビューです。

WebDataGrid MultiHeader 02.png

要件

この手順を完了させるには、以下の作業を行う必要があります。

  • データにバインドされた WebDataGrid の用意

概要

以下はプロセスの概念的概要です。

1. GroupField の定義

2. ヘッダー テキストの構成

3. GroupField の列コレクションへの列の追加

手順

  1. GroupField を定義します。

    1. GroupField を定義します。

      GroupField は他の列と同じように定義されます。データにはバインドされませんが、他の列と同じようにキーが必要です。

      ASPX の場合:

      <ig:GroupField Key="ContactInfo">
      </ig:GroupField>

      C# の場合:

      GroupField groupField = new GroupField();
      groupField.Key = "ContactInfo";
    2. C# では、列コレクションを追加します。

C# の場合:

this.WebDataGridView.Columns.Add(groupField);
  1. ヘッダー テキストを構成します。

ヘッダー テキストは、その列に表示されるテキストです。これは、GridField の Header オブジェクトの Text プロパティで構成します。

HTML の場合:

<Header Text="Contact Information" />

C# の場合:

groupField.Header.Text = "Contact Information";
  1. GroupField の列コレクションに列を追加します。

子列を表示するには、子列を GroupField の Columns コレクションに追加します。

HTML の場合:

<Columns>
    <ig:BoundDataField DataFieldName="ContactName" Key="ContactName">
        <Header Text="ContactName" />
    </ig:BoundDataField>
    <ig:BoundDataField DataFieldName="ContactTitle" Key="ContactTitle">
        <Header Text="ContactTitle" />
    </ig:BoundDataField>
</Columns>

C# の場合:

/* BoundDataField の作成 * /
BoundDataField field = new BoundDataField();
field.DataFieldName = "ContactName";
field.Key = " ContactName ";
field.Header.Text = " ContactName ";
/* 上で作成した GroupedField への
* BoundDataField の追加
*/
groupField.Columns.Add(field);
/* BoundDataField の作成 * /
field = new BoundDataField();
field.DataFieldName = "ContactTitle";
field.Key = " ContactTitle ";
field.Header.Text = " ContactTitle ";
/* 上で作成した GroupedField への
* BoundDataField の追加
*/
groupField.Columns.Add(field);

複数列ヘッダーのプロパティ リファレンス

こうしたプロパティの詳細については、プロパティ リファレンス セクションにあるプロパティの一覧を参照してください。

関連トピック